【ＷＷＥ】イヨ・スカイ＆カイリ・セイン 女子タッグ王座取り失敗…NXT新世代コンビがまさかの介入

ビアンカ・ベレア(左)とジェイド・カーギル(右)の王者組に敗れ、倒れ込むイヨ・スカイ(中央奥＝©WWE）

ＷＷＥの人気ユニット「ダメージＣＴＲＬ」のイヨ・スカイ＆カイリ・セインがまさかの介入にあい、ＷＷＥ女子タッグ王座取りに失敗した。

アスカとダコタ・カイを負傷で欠くダメージＣＴＲＬは、ビアンカ・ベレア＆ジェイド・カーキルが持つタッグ王座に標的を定めて復権を狙っている。ビアンカ＆ジェイドは、前回スマックダウンでラッシュ・レジェンド＆ジャカラ・ジャクソンのＮＸＴ新世代コンビを相手に防衛に成功。１４日（日本時間１５日）のロウ（ミズーリ州セントルイス）では筋肉女子王者組ｖｓイヨ＆カイリで、注目のタッグ王座戦が行われた。

観客席最前列にはなぜかラッシュ＆ジャカラが陣取り、イヨは新世代コンビを指さし、いぶかしげな表情を浮かべた。それでもゴングが鳴ると、軽快な動きからドロップキックでジェイドを揺さぶり、ビアンカにはカイリがイヨとの連係からカカト落とし。さらにダブルのドロップキックで元ＷＷＥ女子王者を吹っ飛ばして、歓声を浴びた。

イヨは場外でジェイドのスーパーキックを受けたが、カイリのクロスボディーがジェイドにさく裂。イヨはビアンカをクロスフェースから掌底アッパー、ダイブフットスタンプを放つも、宿敵ビアンカのスピアーをくらう。カイリもジェイドの怪力につかまり、パワーボムで叩きつけられた。

だが、王者組の合体攻撃をかわすと、イヨがスワンダイブ式ミサイルキックを発射。続けてカイリをパワーボムの体勢から空中高く放り投げ、そのまま海賊王女がインセインエルボーをぶち込んだ。

驚異の連係技に続き、イヨはトドメの必殺ムーンサルプレス。これをビアンカにかわされ自爆すると、カイリも王者組に場外バリケードに打ちつけられる。ビアンカとジェイドが観客席最前列のラッシュ＆ジャカラに気をとられたところで、イヨはロープ２段目から鮮やかなムーンサルトアタックだ。場外の王者２人とまとめてなぎ倒してみせた。

ここで、イヨはラッシュ＆ジャカラに「おまえら、黙っとけよ！」などと一喝。リングに戻ろうしたが、ジャカラから髪を引っ張られ、振りむきざまにラッシュのパンチを浴びてしまう。ダメージが大きく、フラフラのイヨはビアンカにブレーンバスターの体勢からＫＯＤ（変型フェースバスター）でマットに打ちつけられ、３カウントを奪われた。

ＮＸＴ新世代コンビの妨害を受け、王座取りならず。イヨは自身のＸに「この王座戦の試合は公平ではなかった。パンチをくらって、終わりにはできない」と怒りのポスト。カイリも「倍返ししてやる…！！」と、報復を予告した。ダメージＣＴＲＬは下からの突き上げという新たな敵を抱えることになった。

この日のロウは「ＡＢＥＭＡ」にて放送された。