【西武】西口新監督は報われるのか 今オフの戦力補強で試されるフロントの〝本気度〟
東スポWEB / 2024年10月16日 6時6分
西武は15日から秋季練習をカーミニークフィールドでスタートさせた。西口文也監督(52)の新体制が、この日から本格始動。練習の冒頭、飯田光男球団本部長は集まった選手たちを前に「今年は歴史的な弱さに終わった。底の底まで落ちたんだけど、これから上に上がるしかない」などとゲキを飛ばした。
今季の最終成績49勝91敗3分け(勝率3割5分)は西武史上ワーストだ。この責任を取って松井前監督、渡辺GM兼監督代行のレジェンド2人が退団し、球団は「外部の血」「新しい考え」「厳しさ」をキーワードに組閣へ着手。西口内閣には発表済みの鳥越裕介ヘッドコーチ(53)に加え、仁志敏久野手総合コーチ(53)や大引啓次内野守備走塁コーチ(40)ら個性的な〝外部の血〟が流入することになる。
西口監督は野手陣の底上げについて「野手は数字に表れている通り、打てなかった。そこにどうアプローチしていくか」とし、30日からの南郷秋季キャンプを見据えた。
しかし、冷静に鑑みれば歴史的な弱さを招いた根本的な原因は、現場に満足な戦力を供給できなかったフロントの補強ミスにある。過去2年で森、山川という主軸をFA移籍で失い、一定の成績を残したマキノンとの再契約を見送り、カバーする補強ができなかった。
招聘役の渡辺GM兼監督代行とともに球団を去った松井前監督にしても、2年前の就任会見で当時のフロントから「(前任の)辻監督のもとヘッドコーチとしてチームの課題を的確に把握しており、目指す『常勝』と『育成』において監督として最もふさわしい人材」(奥村球団社長)と三顧の礼で迎えられていたはず。今回の人事に関しても結果に対して世論をうかがいながら「場当たり的に対処しているのでは」という疑念は拭えない。
飯田本部長は「これから上に上がるだけ」と楽観的な見通しを語っている。だが、今オフの戦力補強の全容が見えない現段階では、さらに底を掘る可能性も否定できない。
戦うのはあくまでも選手であり、新コーチをそろえただけで来季の勝利は保証されないだろう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【西武】西口新体制での秋季練習スタート 飯田本部長「歴史的な弱さに終わった。底の底から上がるしかない」
東スポWEB / 2024年10月15日 18時15分
-
西武 最下位から巻き返しへ秋季練習開始 西口新監督が訓示 秋季キャンプは「打つ量を増やす」
スポニチアネックス / 2024年10月15日 17時0分
-
デーブ大久保氏、埼玉西武ライオンズの現状に苦言 「戻って鍛え抜いてやりたい」
Sirabee / 2024年10月11日 12時45分
-
【西武】西口新監督とヘッド内定の鳥越氏はほぼ接点なし… フロント主導の組閣は奏功するか
東スポWEB / 2024年10月11日 6時24分
-
【西武】西口文也〝新監督〟の参謀役筆頭候補は鳥越裕介氏 奥村球団社長が主導の「明大ライン」
東スポWEB / 2024年9月24日 5時8分
ランキング
-
1大谷翔平「無安打」の陰で、ロバーツ監督の“迷采配”が大炎上。ドジャースファンから怒り心頭の声も
日刊SPA! / 2024年10月16日 15時50分
-
2藤川阪神はヘッド&二軍監督の組閣難航で多難すぎる船出…鳥谷敬氏や赤星憲広氏の招聘は絶望的
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 11時32分
-
3由規、引退会見でファンを想い涙 「よくやったなと自分を褒めてあげたい」 右肩手術を乗り越え17年間の現役生活
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月16日 19時13分
-
4佐々木朗希めぐりドジャースに“また”タンパリング疑惑…一部メジャー球団がMLBに猛抗議!
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 9時26分
-
5西武、歴史的最下位の代償 〝鬼軍曹〟鳥越裕介氏が綱紀粛正へ…1、2軍問わず規律徹底か 西口監督「僕よりも厳しく、選手に接して」
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月16日 10時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください