大谷翔平が敵地会見で〝紳士対応〟 MVP競合リンドアは「素晴らしいグッドガイ」
東スポWEB / 2024年10月16日 11時35分
【ニューヨーク15日(日本時間16日)発】ドジャースの大谷翔平投手(30)は16日(同17日)に敵地シティ・フィールドで行われるメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の前日会見を行った。メジャー7年目で初のポストシーズンを「この時期まで野球ができている喜びを感じている」と明かし、調子の上がらない打撃については「感覚自体は悪くない」と前向き。MVP争いのライバルとして注目されているメッツのフランシスコ・リンドア内野手(30)についても本音を語った。
メジャー7年目で初めて舞台に立ったPSでの戦いに大谷は喜びを感じている。
「楽しかったなっていう。負けた試合も含めて、それは素晴らしいこう緊張感の中でプレーできる喜びというか、この時期まで野球ができているという、そういう喜びをまず感じています。まあまた明日も試合はできる、今日しっかり調整して、健康な状態で明日も野球ができるっていうところに、まあまず自分自身はすごくこう喜びを感じているかなと思います」
地区シリーズ第1戦のパドレス戦の2回にPS初アーチとなる同点3ランを放って以降、不発で通算27打数6安打、打率2割2分2厘。しかし、走者を置いた場面では8打数6安打、打率7割5分とあって、米メディアでは打順変更すべきの報道も見られる。
「感覚自体は悪くないとは思っているので、大きく変えるよりはシーズン中に良かったポイントをしっかり継続していくっていうのが、この短期決戦においては結果を残していく上では大事かなとは思うので、それを今日明日とまたやりたいなと思っています。打順に関してはそこは僕の仕事ではないので、チームとしてどういう方針でいくのかっていうところは柔軟に自分自身が対応、その時になれば対応していけばいいのかなとは思っています」
ロバーツ監督がストライクゾーンを広げ、ボール球を打とうとしていると心配していることを聞かれるとこう答えた。
「ストライクゾーンの管理に関しては、そこまで大きくずれてないかなと思いますね。どちらかというと、ストライクゾーンで自分がスイングしに行った時にファウルになる、ポップフライになるっていうパターンの方が、どちらかというと傾向的には今は強いかなと思う。ストライクゾーンの管理っていうよりは、ストライクゾーンに来た時に打った時のアプローチの方かなと思ってます」
昨年3月にWBCで頂点に立った。同じ短期決戦でPSとの違いについて質問されると「短期決戦っていう意味では同じですけど、なんていうのかな。捉え方はちょっと違うというか、やっぱりその、1年間長いことこうシーズンで一緒に戦ってきたチームメートもそうですし、ファンの人たちもそうですし、その人たちと最後にやる短期決戦と、ある意味一気に集まって国を代表するWBCというのは、少しこう、試合の雰囲気、チームの雰囲気っていうのも多少違うかなと思いますね」と答えた。
メッツのリンドアとの絡みを日米メディアが注目している。
「レギュラーシーズンからチームを引っ張っていると思いますし、それだけ素晴らしい選手ですし、会えば笑顔であいさつして、素晴らしいグッドガイですし、はい、僕も好きな選手の一人ではあるので」とリスペクトしていることを明かすとこう続けた。「チームが勝てればそれでいいっていう、そういう気持ちで。リンドア選手ももちろんそういう気持ちでやってると思いますし、お互いがそういう気持ちで素晴らしい試合ができればなと思っています」
シティ・フィールドでは5月29日に5試合目で初アーチ。第3戦に先発予定のセベリーノとは初対戦した2018年4月27日に1打席目に右翼へ本塁打を放っている。ニューヨークのファンを驚かせる特大弾に期待だ。
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