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【セCS】巨人がDeNAに零封負けで完敗 先発・戸郷翔征は7回途中2失点の粘投も報われず

東スポWEB / 2024年10月16日 22時10分

4回、佐野に先制ホームランを打たれた戸郷翔征(左)

巨人が16日のCSファイナルステージ第1戦(東京ドーム)に臨み、DeNAに0―2で完敗。セ優勝で1勝のアドバンテージを含め1勝1敗のタイとなった。先発マウンドに立った戸郷翔征投手(24)は6回1/3を110球、6安打2失点。粘投したものの打線がベイスターズ投手陣を打ちあぐね、わずか4安打に抑えられて零封負けを喫した。

まさかの失投だった。先発・戸郷が0―0の4回、先頭・佐野を2球で追い込んだが、134キロのフォークがほとんど落ちずど真ん中へ。打球は右翼スタンドに吸い込まれた。

それでも右腕は表情を変えず、しっかり後続を抑えた。前日には「初戦は負けられないですし、明日勝つとすごい有利に試合を進められますし。明日大事な戦いと分かっているので、全力で勝ちにいきたい」と初戦の大切さを強調していた。

強力DeNA打線を相手に初回から飛ばした。いきなり二死一、二塁のピンチも宮崎を右飛に抑えると、2、3回は三者凡退に仕留めた。「シーズンと違って、長いイニング投げて勝ちをつけるだとか、そういうことは関係ない。一人一人の打者、一球一球を集中しながら、任されたイニングを投げ抜く」との宣言通りの力投で打線の援護を待った。

だが、2週間ぶり実戦の巨人打線は相手先発・ケイに苦戦。5回一死から門脇が初安打を打つまで左腕に無安打に抑え込まれた。6回1安打無得点と好投を許した。

戸郷も7回一死一、三塁のピンチで交代。2番手・高梨が筒香に適時打を許し、戸郷は7回途中110球6安打2失点の成績だった。

巨人にアドバンテージがあるためまだ1勝1敗の五分。セ王者がシーズン終盤に見せた粘り腰を再び披露できるか。

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