緒方恵美 無断生成ＡＩに苦言「声でも絵でも文章でも、好き勝手に、は、違う」

緒方恵美

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役などで知られる声優の緒方恵美が１６日、自身の「Ｘ」（旧ツイッター）を更新。無断生成ＡＩによる権利の侵害について言及した。

無断生成ＡＩをめぐっては１５日に山寺宏一や中尾隆聖、梶裕貴ら声優有志による「ＮＯ ＭＯＲＥ無断生成ＡＩ」キャンペーンが始まった。

同キャンペーンはＡＩ音声や映像が許可なく生成されることのないよう働きかけるもので、同日ユーチューブチャンネルで公開した動画では中尾が「私たちの声は商売道具で、人生そのものです。無断で生成ＡＩに使われている私たち声優の気持ちを聞いてください」と訴えた。

緒方も１６日、「＃ＮＯＭＯＲＥ無断生成ＡＩ」と掲げポスト。「『亡くなった人のは聴きたい』『許してほしい』そんな声も聞こえてくる。気持ちはわかります。でも亡くなられた方でも『権利』は残してさしあげてほしい」と語りかけ、「声でも絵でも文章でも、好き勝手に、は、違う」とつづった。