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日本麻酔科学会が水ダウPの配信番組に声明「極めて不適切」「断じて容認できるものではありません」

東スポWEB / 2024年10月16日 23時10分

「KILLAH KUTS」試写会で番組をアピールしたお見送り芸人しんいち(左)とみなみかわ

公益社団法人「日本麻酔科学会」が16日、公式「X」(旧ツイッター)アカウントを更新した。

Amazon Prime Videoでは、14日から番組「KILLAH KUTS(キラーカッツ)」が配信開始。当初は7日に配信開始予定だったが、延期となっていた。

KILLAH KUTSのエピソード2のタイトルは「麻酔ダイイングメッセージ」で、配信サイトでは「誰かに殺され…意識を失う間際に犯人の手がかりを書き残す〝アレ〟を麻酔で再現!相方の残したメモを頼りに刑事役の芸人は犯人を導き出せるのか…!?」と説明。

番組冒頭には「当番組における麻酔の投与は胃カメラ検査を目的とし医師による監修のもと 安全性に配慮した上で通常の検査で行われる方法と同様に実施しております」などという注意書きが表示される。

日本麻酔科学会は、Xに「10月14日配信開始の番組において、プロポフォールが不適切使用されたことについて、深い憂慮を抱いております。当学会として、麻酔薬の不適切使用は断じて容認できません」と投稿。

公表された理事長の声明には「近年、一部のメディアにおいて、医療において厳格に管理されるべき静脈麻酔薬が、娯楽やいたずらの目的で使用される場面が見受けられます。特に、10月14日配信開始の番組において、プロポフォールが内視鏡クリニックを舞台に使用され、何らかの外科的処置を必要としない人物を意図的に朦朧状態にするという内容が含まれていることを知り、深い憂慮を抱いております」と記載されている。

続けて「プロポフォールをはじめとする静脈麻酔薬は、本来、手術や検査時の鎮静を目的に、医師の厳重な管理のもとで使用されるものです。特に、これらの薬剤は呼吸抑制のリスクを伴うため、必ず人工呼吸管理が可能な環境で使用される必要があります」とし、「この点については、マイケル・ジャクソン氏の死亡事故などでも広く知られているように、適切な医療管理が行われない場合、生命に危険を及ぼす可能性があります」と指摘。

番組について「このような麻酔薬をいたずらに使用する行為は、極めて不適切であり、日本麻酔科学会として断じて容認できるものではありません。また、このような使用方法が誤ったメッセージを国民に伝え、麻酔薬の安全な使用に対する信頼を損なうことを深く憂慮しております」とコメントした。

さらに「日本麻酔科学会は、このような誤った使用を強く非難し、麻酔科医ならびに関連する医療従事者には、厳格なガイドラインに従って静脈麻酔薬を適切に管理し、いかなる場合にも不適切な使用を避けるよう強く要請いたします」などと記載されている。

同番組はTBS系バラエティー「水曜日のダウンタウン」で知られる藤井健太郎氏(44)が企画・演出・プロデューサーを担当。藤井氏もXで同番組の配信開始について投稿していた。

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