【UFC】朝倉海の〝いきなりタイトル戦〟を青木真也が分析「勝つ材料が見えない」
東スポWEB / 2024年10月17日 5時5分
米総合格闘技イベント「UFC310」(12月7日=日本時間同8日、ネバダ州ラスベガス)で、前RIZINバンタム級王者・朝倉海(30)がUFCフライ級王者のアレシャンドレ・パントージャ(34=ブラジル)に挑戦する。日本人3人目となるデビュー即王座挑戦は吉と出るのか。〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が忖度なしのメスを入れた。
日本人がUFCデビュー戦でタイトル戦を行うのは2001年の宇野薫、02年の桜井〝マッハ〟速人以来となる。久々に〝飛び級実現〟の理由を青木は「フライ級だから。それに尽きる」と声をしゃがれさせる。
「フライ級というか50キロ台の階級ってやっぱり、アジア人の階級だからUFCにはタレントが足りないんだよ。だからそこを盛り上げるために、マッハ、宇野以来の『いきなり挑戦』っていう手法を使ったんだと思う。ようはネタに困った全日本が中嶋勝彦をいきなり3冠に挑戦させたのとまったく同じだ」と、昨年11月にフリー転向初戦で全日本プロレスの最高峰王座に挑戦し奪取した中嶋に例えて説明。「近いうちに日本大会をやりたいんだろう。黒幕がいるのかもしれないな」とメガネを光らせた。
肝心の試合はどうなるか。青木は「厳しいと思う」と断言した。「まず、朝倉が57キロの体重で試合をするのは久しぶりというのが一つ。そして、ルールが違うこと。相手は一応、チャンピオンであること。勝つ材料が見えない」。中でも懸念するのはルールだ。
3ラウンド(R)トータルでダメージ重視ジャッジをされるRIZINに対し、UFCのタイトル戦は5Rで、ラウンドごとに採点しその合計を競うラウンドマストとなる。「全然戦い方が違うんだ。普通にやればポイントメークされて終わっちゃうだろうな」と予測。海が勝つためには「すぐにぶっ倒すしかない。時間が進めば進むほど不利になる。早いラウンドで仕留めるしか活路はない」と言い切った。
そんな青木は20日DDT後楽園大会でHARASHIMAを迎え、KO―D無差別級王座の防衛戦を控える。「中嶋勝彦をちょっといじらなかっただけでグリート(GLEAT)に干されてしまった。やっぱり中嶋勝彦はいじらないとダメなのかな…。それはそれとして、これでKO―Dまで落としたらDDTからも干されちゃうからな。負けるわけにいかない!」と意気込む。「有楽町で待ちくたびれた青木真也は、殴り込みを辞さない!」と意味不明なことを叫ぶと、自転車で神宮前から走り去った。
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