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【パCS】日本ハムは故障者続出 新庄監督の〝ミラクル〟進撃に暗雲

東スポWEB / 2024年10月17日 5時5分

華やかだった試合前のセレモニー。新庄監督のエース温存策が実らなかった

まさに「傷口に塩」か…。16日にみずほペイペイドームで開幕したクライマックスシリーズ・ファイナルステージは、下克上を狙う日本ハムが王者のソフトバンクに2―5で敗れた。もちろん逆転するチャンスはあるが、ここにきて故障者が続出。ミラクルを連発してきた新庄剛志監督(52)にも暗雲が垂れ込めている。

ロッテとのファーストステージでは初戦黒星から2連勝で勝ち上がった日本ハムに試練が訪れている。

敗戦後の新庄監督は「まだまだまだ、明日、明日!」と絶叫し「ロッテ戦も最初負けてトントンと勝ったんで。4勝されるまでは間違いなく諦めないんで」と気丈に振る舞った。だが、ソフトバンク戦に好相性を誇り、あえて温存してきたエース・伊藤が6回途中10安打4失点。反撃も及ばず、相手のアドバンテージを含めて0勝2敗となり、悲願の日本シリーズ進出へ厳しい状況に置かれてしまった。

再び連勝で巻き返しを図りたいところだが、チーム状況は芳しくない。救援投手を中心に傷だらけの状態にあるからだ。今季、河野や田中正らとともにブルペンを支え、セットアッパー役をこなしてきた池田隆英投手(30)が上半身のコンディション不良を訴えてこの日、登録を抹消。CSファイナルでの登板は絶望的となった。

建山投手コーチは「ちょっと時間がかかりそうなので」と説明し、今年5月に育成から支配下登録されたプロ3年目右腕の柳川を緊急昇格させたが、戦力ダウンは否めない。

また、捕手の伏見も14日の試合前練習で打球が顔面に当たって鼻骨を骨折。この日の試合には強行出場したが、手負いのまま柳田や近藤という主力が復帰した強力な鷹打線と真っ向勝負せざるを得ないのは痛恨だろう。

さらに、新庄監督が「CSのキーマンの一人」としていた中継ぎ右腕も危うい状態だ。山本拓実投手(24)は背中の張りで、ファーストステージ第3戦に続いてベンチ外となった。山本拓はこの日の試合前「もう最後、負けたら終わりなので。自分ではいくしかないと思っている」と強行出場も辞さない構えを見せていたが、登板のメドは立っていない。

新庄監督はこうした悪条件の中でも「もう、ああだこうだ言う試合じゃないし」と話し「自信を持って送り出した選手が何か起こしてほしい」と現有戦力の奮起に期待しているが…。今季何度も逆境をはね返してきた日本ハム。どん底のチーム状態から再びミラクルを起こせるのか――。

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