井上尚弥対グッドマン戦を〝阻止〟へ 対戦熱望のアフマダリエフ陣営が「ＷＢＡに要求した」

井上尚弥

ボクシングの世界スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥（３１＝大橋）がＷＢＯ＆ＩＢＦ同級１位サム・グッドマン（２６＝オーストラリア）と年末に予定してる対戦について〝あの男〟が猛反発した。

米メディア「ＢＯＸＩＮＧＳＯＣＩＡＬ」によると、かねて井上サイドに対戦要求を突き付けているＷＢＡ世界バンタム級１位ムロジョン・アフマダリエフ（２９＝ウズベキスタン）の弁護士パトリック・イングリッシュ氏は「アフマダリエフに代わってグッドマンが井上氏の次の対戦相手になることに反対する」と語ったという。

「ＷＢＡの義務的試合でアフマダリエフの順番は次です。私たちはＷＢＡに義務的試合を強制するように要求した。脅すつもりはないが、井上氏がＷＢＡの義務的試合を回避しようとする場合、法的措置を取る」とし「ＷＢＡのタイトルを返上したいのであれば他の選手と戦うことに反対はできないが、現状ではアフマダリエフの権利を妨害するいかなる人物や団体にも反対だ」と説明した。

ＷＢＡ１位のアフマダリエフは同団体から井上が保持する同王座への次期挑戦者に指名されているものの、対戦が実現しないことに不満を訴えており「彼は怖がっている」などと挑発を繰り返している中、井上がグッドマンとの対戦が濃厚となったことで強硬策に出たとみられている。

井上とグッドマンの対戦をめぐっては２９日にプロモーション会社を決める入札が行われる予定と報じられているが、アフマダリエフ陣営の反発が影響を及ぼす可能性はあるのだろうか。