【衆院選】高市早苗氏 自民党非公認の萩生田光一氏、菅原一秀氏らを応援行脚で大盛況
東スポWEB / 2024年10月17日 18時25分
衆院選(27日投開票)で自民党の高市早苗前経済安保相が全国を応援行脚している。その対象は自民党の非公認候補者も含まれ、先を見据えた支持拡大に奔走している。
「私を助けていただいた方。本当にお世話になった」と高市氏が駆け付けたのは、東京・練馬の石神井公園駅前で行われた、東京9区から立候補している自民党の菅原一秀元経産相の街頭演説だ。
菅原氏は2019年に有権者に香典やカニなどを配るなどした公選法違反で略式起訴され、3年間の公民権停止となった。今月、自民党に復党したものの衆院選では公認を得られずに無所属での背水の陣だ。
先月の総裁選に立候補していた高市氏は菅原氏からエールを送られていたことを明かし、「推薦人が集まってくれるのか分からない時に何度も電話をくれた。菅原さんとともに歩んでいきたい。必ず戻ってきてください。心からお願い申し上げます」と菅原氏に感謝すると同時に聴衆に頭を下げた。
続いて高市氏が足を運んだのは東京・八王子のJR八王子駅前で、東京24区から立候補している萩生田光一元経産相の街頭演説だ。
萩生田氏は裏金問題で、自民党の非公認となり、菅原氏同様に比例復活できない崖っぷちに立つ。高市氏は「萩生田光一という政治家は何をやっても結果を出すまぶしい存在です。外国人と会ってもこのキャラは伝わるんやなと。押し出しが強い、ケンカが強い、親分肌、面倒見が良い」と持ち上げた。
高市氏は総裁選では決選投票で涙をのんだが、石破政権の予想外の低空飛行で、早くもポスト石破の最右翼に上がっている。衆院選では全国から応援依頼が殺到。麻生太郎最高顧問から「仲間作りが大事」とアドバイスされていたこともあり、非公認となった候補者にも分け隔てなく対応している。
選挙前に殺害予告があったことで、無役にもかかわらず警護対象となった。高市氏が訪れる演説会場では、SPが大挙動員され、金属探知機を使った身体検査が行われている。首相並みの厳戒態勢で、大物感が出ていることから通りかかった人も「誰が来るの?」と足を止め、各会場は自然に多くの人であふれている。各陣営は「高市氏さまさま」と感謝しきりだ。
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