【カーリング】藤沢五月 ミラノ五輪プレシーズンの重要性を語る「日本として枠を勝ち取るには…」

イベントでカーリングの魅力をアピールした藤沢五月

カーリング女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレでスキップを務める藤沢五月（３３）が、今季の〝重要性〟について言及した。

１７日に神奈川・横浜市内で行われた２０２５年日本選手権（横浜ＢＵＮＴＡＩ）のスタートイベントでは、大会公式応援サポーターに就任した元乃木坂４６でタレントの秋元真夏（３１）ともに魅力を猛アピール。試合は国際大会で頻繁に使用されるアリーナで開催されることから、藤沢「私たち選手も本当に心から望んでいたことの１つ。本当にいい大会にしたい」と声を弾ませた。

２６年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の国別出場枠は、２４＆２５年世界選手権の成績で振り分けられる五輪ポイントによって争われる。２４年大会に出場したＳＣ軽井沢クラブの獲得ポイントは３にとどまった。日本が国別出場枠を勝ち取るためには、２５年日本選手権優勝チームが出場する同年世界選手権で上位に食い込むことが必須となる。

それだけに藤沢は「まずは日本としてまだ五輪の枠を取っていないが、日本が五輪で活躍する、日本としてしっかり五輪の枠を勝ち取るためには、世界選手権でポイントを取るというのが大事」ときっぱり。その上で「五輪は大体がアリーナで開催される。今回日本国内でアリーナ開催かつ、観客席が多いのはファンのみなさんにとってもすごくうれしいニュースだと思うが、私たち自身もアリーナで試合を経験できるのはすごくプラスなこと。それに向けてまずはしっかり準備していきたい」と力を込めた。

現在はカナダ遠征を終えて一時帰国中だが、今月末に再びカナダへ足を運ぶ。「できるだけたくさん試合をこなして、試合でしか味わえない緊張感だったり、情報であったり、チーム力、コミュニケーション力というのは、やっぱり試合を通して得られるものがたくさんある」と実戦を通じて日本選手権へ心技体を整えていく。