【パＣＳ】崖っぷちの日本ハム・新庄監督「全員で勝ちにいくだけ」厳しい表情で球場を後に

試合に敗れ引き揚げる日本ハム・新庄監督（左から２人目）

日本ハムは１７日、ＣＳファイナルステージ第２戦（みずほペイペイ）でソフトバンクに２―７で逆転負け。２連敗で相手のアドバンテージを含めてシリーズ３敗となり、一気に後がなくなった。

この日は先発・加藤貴が誤算だった。１点リードの初回二死二塁から山川に同点適時打を許すと、続く近藤には初球を右翼席中段に運ばれる２ランを被弾。初回だけで３点を失った。

２回も正木の二塁打と甲斐の犠打で一死三塁のピンチを背負うと周東の右犠飛で失点。結局、加藤貴はこの回途中４安打４失点と不本意な内容で早期降板を余儀なくされ、後続の救援陣も相手打線の勢いを止められなかった。

一方の打線はこの日、１番・万波から清宮、マルティネス、レイエスと続く〝超攻撃型オーダー〟を形成。初回に万波、清宮の連続二塁打で先制し、２点をリードされた２回にも松本剛の犠飛で１点差に詰め寄るなど奮闘した。だが、３回以降は再三の得点機で走者を進めながらもあと１本が出ず。最後まで追加点を奪うことができなかった。

シリーズ突破へ崖っぷちに立たされた新庄剛志監督（５２）は試合後、広報を通じ「ただただ明日は全員で勝ちにいくだけ」とコメント。その後は厳しい表情のまま球場を後にした。