井上尚弥ＶＳ中谷潤人 元世界王者の間で待望論が高まる「見たい思いがより強くなった」

ドリームマッチに期待高まる井上尚弥（左）と中谷潤人

ボクシングの元世界王者の間でも「モンスターＶＳネクストモンスター」の待望論が沸騰している。ＷＢＣバンタム級王者・中谷潤人（２６＝Ｍ・Ｔ）は１４日に行われた２度目の防衛戦で、ペッチ・ソー・チットパッタナ（３０＝タイ）に６ラウンドＴＫＯで完勝。スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥（３１＝大橋）のドリームマッチ実現への期待も高まっている。

元ＷＢＡスーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏（４４）は、自身のユーチューブ「内山高志ＫＯチャンネル」で「中谷選手、強すぎます。まじで」と驚嘆。「めちゃくちゃ強い。離れていてもジャブがバシバシ飛んでくるし、くっついたら右アッパー、右アッパー、左アッパーとか飛んでくる」「ここ３連続ＫＯ勝ち。前回は１ラウンドＫＯだったし。テクニックがある倒し屋」と絶賛した。

さらに、４人の日本人王者がひしめく同階級でも「（中谷が）抜けてますね。あのラッシュの的確さとか、すごいっすよ」「世界的にバンタム級は日本が一番強い階級。その中で突出している」と〝最強〟を認定。「やっぱり、井上尚弥と戦えるのは中谷潤人かなと思わざるを得ない試合。井上対中谷を見たいなって、より強くなりましたね」とモンスターとの頂上決戦を熱望した。

元世界２階級制覇王者の亀田大毅氏（３５）も自身のユーチューブチャンネルで「中谷選手は、本当にいい選手。ここの階級（バンタム級）で一番強いのは分かっている。４団体のチャンピオンの誰でもいいから１回だけやってほしい。この１回だけやったら、もう上に上げてほしいぐらい強い選手。井上尚弥選手が待ち構えて、東京ドームでやってほしいですね」と期待を寄せた。