渋野日向子 〝凱旋初Ｖ〟は今季も期待薄か

渋野日向子

米女子ゴルフツアー本格参戦３年目の渋野日向子（２５＝サントリー）の凱旋初Ｖが、今季も期待薄となってきた。

今週の米ツアー「ＢＭＷ選手権」（１７～２０日、韓国）は出場のため現地入りしていたが、体調不良で欠場を決断。来週にマレーシアで行われる大会にエントリーしておらず、次戦は国内開催の米ツアー「ＴＯＴＯジャパンクラシック」（３１日開幕、滋賀・瀬田ＧＣ北Ｃ）を予定している。

８月以降は調子が上がらないまま、前週の「ビュイックＬＰＧＡ」（中国・上海）は最終日に６８（パー７２）をマークしたものの、下位に低迷した。そんな状況で貴重な実戦の場を欠場し、〝ぶっつけ〟での「ＴＯＴＯ」出場。国内で活躍する姿を日本のファンに披露できる可能性は低いと言わざるを得ない。

米ツアーに本格参戦した２０２２年以降、未勝利が続くとはいえ、主戦場では２２年「ＡＩＧ全英女子オープン」では優勝争いの末、３位となり、６月２日に最終日を迎えた「全米女子オープン」では２位と健闘。一方、この３年間の国内参戦では、予選落ちが目立ち、優勝争いに加わったことはない。

その一方、直近の成績が低迷し、期待されない状況のときに突如として活躍することがあるのも事実。前出の「全英女子」、「全米女子」のときも、それに該当する。今季２度目の国内凱旋では、その可能性もゼロではないが…。