ロンドン五輪出場の英国競泳選手が児童への性的暴行で有罪 被害少女の〝悲痛証言〟

ジェームズが出場したロンドン五輪の水泳会場（ロイター）

２０１２年ロンドン五輪競泳男子１００メートルバタフライに出場したアントニー・ジェームズ（３４＝英国）が児童への性的暴行で有罪判決を受けた。英紙「ミラー」や「ＢＢＣ」など各メディアが報じた。

「ミラー」紙は「元英国五輪選手が１０代の少女２人に性的暴行を加えた罪で有罪となり、懲役刑が科せられる可能性がある」とし「罪状は性的暴行が３件、児童への性的行為が３件、さらに児童に性行為を誘発またはそそのかした罪２件。陪審は６件の性犯罪容疑について評決を下さなかった」と報じた。

ジェームズに容疑がかけられた犯罪はロンドン五輪後から２０２２年までの１０年間にわたって行われ、逮捕時は警察の研修生として働いていたという。法廷で再生された警察の尋問で、１３歳の時にジェームズと出会ったと被害者は望まない性的行為について「彼が怒るのではないかと怖かった」「ただ終わるのを待っていた」と証言した。

検察側は「性的欲求と欲望があり、時がたつにつれてゆがんで異常なものになっていった」としたが、ジェームズはすべての容疑を否認している。