【陸上】田中佑美 パリ五輪で〝ゾーン〟に入っていたことを明かす「プレッシャーを感じなかった」
東スポWEB / 2024年10月18日 15時56分
パリ五輪100メートル障害代表の田中佑美(25=富士通)が、初の夢舞台で〝ゾーン〟に入っていたことを明かした。
ニューバランス契約アスリートの田中は18日、都内の国立競技場で行われたトークイベント「Team NB Athletes Special Talk Session」に参加した。
初出場となったパリ五輪の敗者復活戦で、12秒89で1組2着となり、着順で準決勝進出を果たした。今年一番印象に残ったレースについて「パリ五輪の敗者復活戦が思い出に残っている。1つの組で、上位2名しか準決勝に進出できないというかなりプレッシャーのかかる場面だった。だけど、そのプレッシャーを感じなかったのが、自分の中で大きく思い出に残っている」と明かした。
今年6月の日本選手権で2位に終わりパリ五輪の参加標準記録(12秒77)も突破できなかったが、世界陸連のワールドランキングでターゲットナンバー(出場枠)に入り、7月に代表内定が決まった。
それを踏まえて、〝美しきハードラー〟は「五輪に出場するまでの道のりがかなり厳しかったので(パリ五輪では)もう緊張とか怖いというのはなかった。普通だったら試合の前に『失敗したらどうしよう、フライングしたらどうしよう』とかいろんな不安がよぎる。だけど、敗者復活戦ではそんな考えが一切頭に出てこなくて『(ピストル)音が鳴ったら出よう、走ろう、楽しもう』という感じでいけた」と充実した表情を浮かべた。
2025年世界陸上は東京で開催される。「来年は、ここ東京で世界選手権が行われる。パリ五輪でスポーツが盛り上がった勢いそのままに、東京で〝超人〟たちが集う。陸上競技にたくさんの方が興味を持ってくれればと思うし、そこで私もしっかり活躍できるように、しっかりトレーニングを積んでいきたいと思います」と力を込めた。
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