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【セCS】〝失策王〟DeNA牧秀悟 チーム救う併殺美技はベンチ指示だった「僕らを信頼してくれた」

東スポWEB / 2024年10月19日 6時5分

守備で3連勝に大貢献したDeNA・牧秀悟

シーズン中とは別のチームになったかのようだ。DeNAは18日の巨人とのCSファイナルステージ第3戦(東京ドーム)を3―2の1点差で下し、怒とうのCS5連勝で7年ぶりとなる日本シリーズ進出に王手をかけた。

「今日は先制された中でも、(逆転してから)よく守った。守り切った勝利だったと思います」。三浦大輔監督(50)が会心の笑みで振り返ったように、この日の先発・吉野が2回に岡本和にソロを浴びてCS初の先制を許した。だが、続く3回一死満塁のピンチで牧秀悟二塁手(26)の美技による「4―6―3」の併殺でグッと流れを引き寄せた。

「あれは大きかったですよ。いっぱいいっぱいのビッグプレー。これだけしっかり守り切れているのは、今のチームのいい雰囲気の中で戦えているからこそ。その中で生まれたプレーでしたね」

そう三浦監督から絶賛された牧は、ベンチからの指示のたまものだったと、こう解説した。

「あそこは次に1点取られたら勝敗が決まる展開でしたからね。その時、浩泰さん(田中内野守備兼三塁コーチ)と監督がホームではなく、二遊間で併殺を取るように指示してくれた。ああいう形で僕らを信頼してくれたことが、追加点を取られない結果につながった」

シーズン中は18失策と二塁手では12球団最多の〝失策王〟。人が変わったように守備で貢献できている要因は何なのか。

「シーズン中は、本当に申し訳ないプレーばかりで投手に迷惑をかけてましたから。今はエラーをしないことだけ、投手が打ち取ったらとにかくアウトを取るという初心に返ってやってます」

そんなキャプテン牧の努力があってこそのCS5連勝。日本シリーズ進出への王手だった。

ところが、三浦監督は「王手」という言葉を口にしていない。多少意識しないのかと聞くと「いや、目指すのは勝つことだけ」と、こうキッパリと言い切っている。

「とにかく今日の試合、目の前の試合を選手全員が集中して戦う。今日の試合に勝つことだけを、最後まで集中してやる。それだけです。だから、今日の試合はもう忘れてもいい。明日は明日、1試合に集中してみんなで勝ちにいくだけです」

まさに、無欲の勢いが生んだ快進撃である。

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