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【パCS】終戦・日本ハムに必要な要素 不足なら「今季2位も一過性」柏原純一氏が指摘

東スポWEB / 2024年10月19日 6時5分

ソフトバンクに3連敗となり、唇をかむ日本ハムナイン。中央奥が新庄監督

パ・リーグのCSファイナルステージ第3戦は18日にみずほペイペイドームで行われ、ソフトバンクが日本ハムを3―2で下し、日本シリーズ進出を決めた。一方、就任3年目で日本ハムを躍進させた新庄剛志監督(52)は3連敗で終戦。野球評論家の柏原純一氏はチームの成長とともに「打倒・鷹」への課題を指摘した。

【柏原純一「烈眼」】CSファイナルで日本ハムは完敗だった。4勝勝ち抜けの戦いで3戦3敗。ソフトバンクに全く歯が立たなかった。もちろん、選手たちは悔しさでいっぱいだろう。その気持ちを来年の開幕を迎えるまで、ずっと持ち続けてほしい。

1年を通じ、選手たちはて本当によく頑張った。2年連続最下位から一気にリーグ2位という成績にも表れた。一方でこのファイナルの戦いで、来季リーグ優勝をするためには「超えないければいけない壁」があることも感じたはずだ。

巨大戦力のソフトバンクにいかに対抗するか。新庄監督が我慢強く起用し続けた中で、可能性を持った選手の頭数はそろってきたと感じる。2年連続でレギュラーシーズンを経験した右翼手の万波を筆頭に松本剛、郡司、マルティネス、田宮、上川畑、水野の7人が100試合以上に出場。さらに後半戦で活躍したレイエス、清宮らが年間を通じて安定した働きをできれば、オーダーも自然と固定化されるはずだ。

特に水野や田宮、郡司、清宮など20代の選手に、目覚ましい活躍を見せた時期がそれぞれあった。来季はいかに1年間安定して力を発揮できるか。それには技術はもちろん、長丁場のシーズンを乗り切る上で精神的な体力も必要だろう。

ソフトバンクのレギュラー陣は打順だけでなく、守備位置も固定されている。柳田、近藤、山川、今宮、甲斐。ライバルには一軍で何年もレギュラーを張ってきた面々がゴロゴロいる。一方、日本ハムは万波ぐらい。今年のCS進出に貢献したメンバーが、そうした領域に近づかない限り、今季の2位も一過性のもので終わってしまうだろう。

日本ハムが北海道に移転してから優勝を飾ったシーズンには、小笠原や新庄、金子、稲葉、陽岱鋼、中田といった不動のメンバーが複数いた。今季は主力としての第一歩を踏みだした選手が多くいる。来季は打順や守備位置、チームから信頼を得た〝真のレギュラー〟がどれだけ力を発揮できるか。それが悲願に近づくための条件だ。(野球評論家)

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