全国を飛び回る小泉進次郎選対委員長が〝グルメ紹介〟で炎上 背景に「レジ袋有料化」の恨み？

甘利明氏の応援演説に駆け付けた小泉進次郎選対委員長

自民党の小泉進次郎選対委員長に対し、思わぬことでツッコミが入っている。

２０日、小泉氏は神奈川県を中心に応援演説を行った。ラストの相模大野駅前ではハプニングもあった。ここ神奈川２０区では自民党の甘利明元幹事長と立憲民主党の大塚小百合氏、日本維新の会の金子洋一氏がしのぎを削っている。今回の甘利氏は年齢制限で比例重複していない。

小泉氏の登場は午後７時半からの予定だったが渋滞に巻き込まれたことで大遅刻。マイクを使った選挙活動ができる午後８時まで残り５分を切ったところで小泉氏がさっそうと駆けつけた。

「こんばんは、間に合いました。あと何分ですか？ あと２分！ 甘利明さんの応援に駆けつけました。勝たせてください。皆さん、スマホを向けていただいているが、撮ったら終わりでなく拡散してください」と呼び掛けた。

このように連日、全国各地を応援で飛び回っている小泉氏は総裁選から運用を再開しているＸ（旧ツイッター）でもアピール。特に注目されているのが食リポの動画で、各地にあるグルメを食べながら紹介しているのだ。

滋賀県では名物という「サラダパン」を手に取り、「さわやかでおいしい。ちょっと酸味がある」とパンを割って中身を見せ、静岡・掛川では「こつぶな干しいも」を片手に「これ食べやすい。カバンに忍ばせよ」と高評価。愛知県では「くらうん最中」を食べて「さわやか」とニンマリ。同じく愛知の津島では硬いことで知られるお菓子「くつわ」と「あかだ」に「おいしいです。硬いけど」と食リポしていた。

しかし、炎上もあった。これら以外に移動中に弁当を食べる動画があるのだが、マイ箸でなく割りばしを使っていること、マイボトルではなくペットボトルのお茶を利用していることに「脱プラするんじゃないの？」「割りばしの便利さがわかったか？」「プラスチックのオンパレード」などとツッコミが入っているのだ。

これは小泉氏が環境相時代にレジ袋有料化を推進したことが背景にある。永田町関係者は「小泉氏はレジ袋有料化を推進しただけで、導入を言い出したわけではない。批判は気の毒です」と同情。レジ袋の恨みは根強いようだ。