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16年ドラ4で巨人入団 池田駿氏 引退後は公認会計士試験に一発合格!1日10時間の猛勉強

東スポWEB / 2024年10月22日 14時10分

――楽天には20年途中でトレード移籍。当時の心境は

池田氏 正直、僕もジャイアンツで2年目の後半ぐらいから3年目にかけてずっと苦しんでいたので。いい意味で気分転換じゃないですけど、環境も変わって、周りの選手も変わって、球場も変わって…さらにはリーグも変わるんでね。トレードも急に決まったのでびっくりしましたし、大変な気持ちはもちろんあったんですけど、それ以上に新しい人との出会いとか、心機一転というところが大きかった。今思い返してみても、公認会計士の試験合格を目指し始めたのも、楽天に行っていなかったら絶対に目指してなかったんで、これはこれで縁だなと思いました。

――試験勉強を始めようと思った時期は

池田氏 始めたタイミングは移籍して7~8か月、楽天1年目のシーズンが終わった翌年の春季キャンプからです。教材をキャンプに持っていって空き時間に勉強していました。

――野球と勉強を両立させるのは難しかったと思うが

池田氏 僕の大学野球時代の恩師である指導者から、物事を始めたり継続するためのコツをずっと教えられていて。「つ・み・き」って言葉があるんですけど「つ」が「ついでにやる」、「み」が「みんなでやる」、「き」が「記録する」です。これは人生の中でもずっと胸に刻んでやっていることです。

――「つ・み・き」を自分の生活にどう落とし込んだ

池田氏 昨日まで野球しかしてきていない人間が、明日から勉強するっていっても1日2時間とか3時間なんてできるわけがないので。例えば最初の「ついでにやる」っていうのは、歯磨きやご飯とか絶対毎日することのついでに勉強を挟む。僕はご飯を食べる時に、(CPA会計学院から届いた)お試し教材をちょっと見てたりしていて…。最初は本当に1日5分とか10分ぐらいから始めて、生活に徐々になじませていくって感じでした。「みんなでやる」については、1人だと絶対に続かないんで、周りのチームメートに「俺、公認会計士目指すわ」って言っていました。言うとやらざるを得ないので。やらなかったら「お前やるんじゃなかったの?」みたいな感じでツッコまれるんで、そういう環境を自分でつくっていました。

30歳で働いてない「劣等感」乗り越え

――最初に宣言した選手は

池田氏 楽天ではピッチャー陣と仲が良かったので、津留崎(大成)くんとか酒居(知史)とか。同級生には言ってましたね。

――21年シーズン終了後に任意引退してからは勉強漬けの日々

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