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【西武】慶大・清原正吾に〝上位指名〟の可能性 球団は「単独指名」を強調

東スポWEB / 2024年10月24日 5時11分

そこで清原だ。確かに中学でバレーボール、高校でアメリカンフットボールと野球を6年間離れた時期はあったものの東京六大学の名門で4番を張った現実は無視できない。

今年8月には東京六大学選抜の4番として日本ハムとの二軍戦で左腕・山本晃の内角直球をさばき、エスコンフィールドのレフトポール際に飛び込む本塁打を放ち、非凡な長距離砲としてのDNAを見せつけた。

将来のクリーンアップ育成が急務となっている西武にとって20年のドラフト1位・渡部が伸び悩む中で身長186センチ、体重90キロの清原正吾のサイズ、右の大砲候補としての可能性、そして父親譲りのスター性は何より魅力的。過去に清原フィーバー、松坂フィーバーを経験した球団だから知る注目新人が入団することでチーム全体に波及するメリットも経験値として知っている。

そして、調査の段階では広池副本部長の息子が慶大野球部の2年生右腕として在籍していることも心強い。編成トップという立ち位置ながら、慶大野球部に籍を置く息子の父兄でもあるからだ。自然と親子の会話から清原の性格、人となりを知ることも可能だろう。

また涙のドラフトから39年目にして古巣・西武で親子鷹誕生となった暁には、苦しくも楽しい若手時代を旧若獅子寮で過ごした元同僚の前田俊郎アマチュアチーフスカウト、潮崎哲也スカウトディレクター、同級生の渡辺智男スカウトチーフ補佐が父・和博氏のもとへ挨拶に出向く陣容も固まっている。

特に高校3年春のセンバツで当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったPL学園の4番・清原を準決勝で3三振に封じ込め、勝利し優勝を果たした伏兵・伊野商のエースだった渡辺智チーフ補佐は来季からファーム投手コーチへの配置転換も決まっている。プロとしての実力がまだ未知数で即戦力とはいいがたい清原正吾にとっては、心強い父親とのパイプ役になりそうだ。

「戦略はもちろんありますが、あえてここは我々として言わないようにしたい。これはもう決意ですね」

2巡目指名までを見通しつつ今回のドラフト戦略について、こう語った広池副本部長が胸に秘めた名前のイニシャルは「K」なのか――。西武の〝再建ドラフト〟が注目される。

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