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任侠俳優・山口祥行は“明るいオタク”小沢仁志率いるコワモテ草野球軍団ではDH「年だから…」

東スポWEB / 2024年10月24日 11時31分

山口祥行

オリジナルドラマシリーズ「日本統一」など、多くの任侠作品に極道役で出演している俳優の山口祥行(53)がトリプル主演の一人を務めた映画「ぴっぱらん!」が11月1日、公開される。山口は同作でも極道3兄弟の長男を熱演したが、意外な素顔を持つ。“明るいオタク”で、俳優の小沢仁志(62)が監督を務めるコワモテ草野球軍団でDHを担っていた。

同作で山口は俳優の崔哲浩、福士誠治とともにトリプル主演している。極道の世界で名をとどろかせた3兄弟の固い絆を描くヒューマンバイオレンス作だ。

数多くの任侠映画に出演してきた山口も「今までの任侠映画とは一線を画す」と力を込める。「家族でアウトローをやっていて、昭和テイストなところもあり、民族意識もあり。時代錯誤で温故知新というか、近年では珍しい作品になっていると思う」と胸を張った。

スタントマンなしのアクションを得意としている。同作でも53歳とは思えない身のこなしでアクションを披露した。なかでも、階段から転げ落ちるシーンは必見だ。

ただ、「本当はもう年だからやりたくないんですよ」と本音がポロリ。「元々、高所恐怖症ですし、最近は体もしんどくて。くしゃみをしてぎっくり腰になったりするんですよ。だから(劇中では)仕方なくやっている、というか(笑い)。スタントを入れてもらうのが夢ですね」

コワモテからは想像もつかないが、俳優の後輩たちから「明るいオタク」と呼ばれている。“任侠的”なのはそのルックスと役柄だけ。休日はもっぱら自宅でゴロゴロしている。ドラマ、映画の鑑賞に浸り、一日を終える出無精だという。

旧知の仲の小沢が監督兼投手を務める草野球チームのメンバーでもある。俳優の本宮泰風が主将で、他には寺島進ら威圧感たっぷりのコワモテ俳優陣たちが集って毎週、試合で汗を流す。

「僕は今年はあまり出られていないですね」と言い、出場しても「もう年だからDHです」。

対戦相手は一般の草野球チームなどが多い。
「相手チームからしたらイヤだよね。だって見た目が怖いから」と頭をかいた。

とはいえ、その渋いビジュアルはまさに“イケおじ”だ。カッコよさの秘訣は「頭の中が若いからなんじゃないですかね」とズバリ。「地元の友達とかと会ったら小学生に戻っちゃうような、そんなところがあるんです。ガキなのかもしれないです」と白い歯を見せた。

60歳までにゴルフを本格的に始めることが目標。本人は「もう年だから」を繰り返したが、まだまだ現役だ。

☆やまぐち・よしゆき 1971年8月6日生まれ。東京都出身。身長178センチ。86年にTBS系「十五少年漂流記 忘れられない夏休み」で主演し、ドラマデビュー。それ以降、オリジナルビデオ「新・影の軍団」シリーズや映画「クローズZERO Ⅱ」(2009年)など多くの作品に出演している。声優やモデルとしても活躍。特技は韓国語とアクション。

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