笑福亭笑利１０周年公演で風呂イス１００個以上投入 同期芸人「こわい、こわい」

笑福亭笑利

お笑いコンビ「藤崎マーケット」のトキが２５日、大阪・味園ユニバースで行われた「噺家生活丸十周年 ２０ヶ月連続根多下ろし公演ファイナル 笑福亭笑利独演会ｉｎ味園ユニバース」に出演した。

同公演は、笑福亭笑利の落語家１０年目の実績を祝うもので、師匠の笑福亭鶴笑や吉本興行の養成所・ＮＳＣ２６期の同期である藤崎マーケットや、すゑひろがりず、歌手の鈴木実貴子が出演した。

１９６５年に誕生した味園ビル。そこにあった世界最大級のキャバレー「ユニバース」をリノベーションしたライブハウスで行われたが、ステージ前方のフロアには１００個以上の風呂用のイスが並べられた。

笑利は「前のフロアが上がってて、パイプイスを並べると後ろのお客さんが見えなくなるんです」と事情を説明。さらに「風呂イスですいません。僕が用意したんです」と謝罪し、１週間前にネットで注文したが、間に合うか分からず大阪中の百円均一を回り、自宅に大量の風呂イスがあるとし「今、家に１００何個の風呂イスと（今日配る予定で忘れてきた）チラシがある。これで（怒りを）おさめてもらえませんか」と語った。

ステージから客席を見たトキは「お風呂のイスに座ってる。こわいこわい」と客席をイジり、さらに「普通、前に来るほどいいイスやのに。お客さん、休憩のたびに腰伸ばしてはる」とツッコミ笑いを誘っていた。

公演の最後に笑利は「風呂イスは持って帰ってください。うちにまだ１００個あるから」と言い、さらに笑わせていた。