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【ソフトバンク】小久保監督「ここは日本だぞと」ワールドシリーズ&大谷翔平に負けられぬ胸中激白

東スポWEB / 2024年10月26日 5時11分

シリーズ前日会見で、並々ならぬ思いを語ったソフトバンク・小久保監督(右)

日本球界を背負って戦う。NPB最高峰の「日本シリーズ」が26日に開幕。ソフトバンクは25日、第1戦の舞台である横浜スタジアムで午後6時から全体練習を行い、DeNAとの大一番に備えた。

選手らは不慣れなセ・リーグ屋外球場でのナイターゲームを前に、攻守両面で動きをチェック。球場入りから引き締まった表情のナインからは、パ・リーグ王者の風格が漂った。

4年ぶりの日本一が最大目標だ。ただ、勝ち切ることだけが使命ではない。その思いを表明したのが、小久保裕紀監督(53)だった。25日に行われた監督会議。冒頭の両軍監督あいさつで、鷹の将はこう語った。

「パ・リーグ覇者として、パ・リーグ全球団を代表してシリーズに挑むという決意を持って戦う。あとは(メジャーの)ワールドシリーズと(日程が)かぶるんで注目度も分散されがちだと思う。日本の代表として恥ずかしくないようなプレーを、ベイスターズとともに見せたい。引き続き日本国民が喜ぶようなシリーズにしたい」

メジャーでは全く同じ開催日程で、大谷翔平率いるドジャースが名門ヤンキースとのワールドシリーズを戦う。国民的スーパースターが最高峰のMLBで躍動する姿は連日、ワイドショーでも取り上げられるほど。それだけに〝関心度の差〟を危惧せずにはいられなかった。

「われわれは日本シリーズが一番のひのき舞台。そこで日本の野球の価値を考えた時に『日本シリーズの扱いが…』っていうところは監督として考える。別にどうすることもできないことは分かっているが、日本球界全体を考えた時に、そういう思いを持って臨む」

常勝再建が結実する「日本一」。ただ、自軍の実りだけを考えていては、発展と成長はないと心得ている。「野球界に育てられた。野球界に恩返ししていくという視点は必要。だから、恥ずかしくないプレーをすることが大事」。思いを表明する間、表情を崩すことは一度もなく、こうも言った。

「ここは日本だぞと。それに値するゲームをしないと扱いは大きくならない」

日本球界最高峰の戦いに挑む誇りと、強烈な使命感。鷹の将の心はすでに、熱く燃えたぎっている。

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