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【日本S】ソフトバンク有原航平「まさか打てるとは思っていなかった」投打に大活躍で初戦制す

東スポWEB / 2024年10月26日 23時30分

先制タイムリーを放ちガッツポーズする有原航平

ソフトバンクはDeNAとの「SMBC 日本シリーズ 2024」第1戦(26日、横浜)に5―3で勝利し、シリーズ初戦を白星で飾った。先発・有原航平投手(32)が7回無失点の好投に決勝打となる2点適時打と好守で大活躍を見せた。

まさかの一打が飛び出した。有原は2回、8番・甲斐が申告敬遠を受けたことで、二死満塁の好機で打席を迎えた。カウント1―1から相手先発・ジャクソンの153キロの真っすぐをスイングすると、打球は一二塁間を破り右翼へ。相手守備がもたつく間に二塁走者・牧原大が生還し、先制の2点適時打となった。

プロ野球ではレギュラーシーズン8年間で19打席しか経験しておらず通算2安打で打点なし。そんなエースのバットから、シリーズの行方を左右する大事な先制点が生まれたこともあり、ベンチは大盛り上がり。山川とダウンズが抱き合って喜ぶなど、チームの士気は一気に高まった。右腕も塁上でガッツポーズを見せ、チームメイトに応えた。有原は「来た球をなんとか当てようと。まさか、打てるとは思っていなかった。こういう試合で打てたのが本当に思い出になるというか、記憶に残るなと思います」と頬を緩ませた。

プロ初打点を記録した有原は本職でも本領を発揮。安打を打たれても連打を許さず、コーナーに投げ分ける丁寧な投球で相手打線を封じ込めた。

背番号17は7回を104球を投げ4安打無失点。初戦を任された重責を見事に果たしてみせた。試合後は「とにかく必死に目の前の一人ひとりという投球をしていた。そこまで余裕はなかったが、7回まで投げられたのでよかった」と充実した表情を見せた。

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