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【日本S】DeNA〝下克上〟の策は…前田幸長氏が指摘する「ソフトバンク投手陣攻略」のカギ

東スポWEB / 2024年10月28日 6時0分

本拠地ながら2戦とも重いムードだったDeNAベンチ

セ・リーグ3位からCSを勝ち上がったDeNAは、27日の日本シリーズ第2戦(横浜)でパ・リーグ王者のソフトバンクに3―6と敗戦。本拠地開幕という地の利を生かせず、痛恨の2連敗となった。チーム内が重苦しいムードに包まれ始めている中で、本紙評論家の前田幸長氏は打開策としてベイ打線に「四球、もぎ取れ」指令を出した。

【前田幸長「直球勝負」】DeNA打線に元気がない。ここまで2試合でいずれも3点を奪ったが、第1戦は0―5から9回に、第2戦は前半に0―6と大差をつけられた後からの得点で大勢が決まってから。

2連敗を喫し、ここから巻き返すには打線の奮起が不可欠だ。とにかく先制点を取らないと始まらない。そのためには四球をもぎ取れるかが鍵になる。ベイ打線は牧、佐野、オースティン、宮崎、筒香といったセ・リーグでも屈指の一発長打のある打者をそろえてはいるが、残念ながら淡泊なところもある。

相手投手が制球を乱していたら四球をもらい、ミスに付け込むことも大事。そうでなくとも12球団でも最強を誇るソフトバンク投手陣を攻略するには、ファウルでしつこく粘って四球をもぎ取り、塁上をにぎわせてから走者をコツコツとかえしていくぐらいの意識でぶつからないといけない。

DeNA投手陣も、第3戦以降は総力戦で臨むべきだ。ドジャースの投手陣がブルペンデーで急場をしのいだように、先発投手の調子が悪いとみたら、第2戦で先発して3回途中5失点でKOされた大貫も含め、抑えられる確率が高い投手をどんどんつぎ込むぐらいしないと、破壊力抜群の鷹打線は抑えられない。残りの1試合1試合が最後のつもりで、それこそ死に物狂いでナインはプレーするぐらい気概が必要となる。

ここまできたら開き直りも必要。リーグ3位チームなんだから何のプレッシャーも感じることなく、当たって砕けろの精神でぶつかっていくしかない。DeNAナインには意地を見せてほしいね。(本紙評論家)

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