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【日本S】第3戦先発は東克樹 山本祐大、オースティン…DeNAが故障者を一斉投入の〝大バクチ〟

東スポWEB / 2024年10月29日 5時5分

第3戦先発に備え敵地で汗を流すDeNA・東克樹 

本拠地・横浜で2連敗した三浦ベイが、第3戦で〝大バクチ〟に出る。今まで離脱していた故障者を一斉に投入し、一気に流れを変える構えだ。敵地・福岡で全体練習を行った28日、DeNA・三浦大輔監督(50)は日本シリーズ第3戦(29日・みずほペイペイ)の先発にエースの東克樹投手(28)を立てると明かした。

12日のCSファーストステージ第1戦(甲子園)で左ハムストリングを肉離れしてから17日間を経ての先発マウンド。その内幕を指揮官はこう明かしている。

「明日か明後日(第3戦か第4戦)というプランも持ってましたが、明日いけるということなのでね。(パ本拠地は)DHで打席がないし、投球に専念してくれると思う」

東本人も「投げるほうは最初から全然問題なかった」と強調。CS中、東京ドームでブルペンに3回入っていたという。

ただ、大原チーフ投手コーチは「(肉離れを)やった時は、正直無理だと思った。よく最短で間に合わせてくれました」と吐露。故障上がりだけに、やはり一抹の不安があることは否めない。

シーズン中の9月に右尺骨骨折で離脱していた正捕手・山本祐大捕手(26)も、この日から一軍に合流。打撃、守備のスローイング練習で軽快な動きを見せた。第3戦で復帰が濃厚な正妻が、どこまで東をサポートできるか。

また、自打球による左足打撲で第2戦にベンチ外となったタイラー・オースティン外野手(33)も福岡に帯同。練習には参加せずトレーナーによる治療に専念した。

三浦監督によれば、第2戦では「オースティン本人が試合前のギリギリまで出たいという気持ちを持っていた」という。第3戦でベンチに入る可能性が濃厚とはいえ、またケガを悪化させたらシリーズのすう勢にも影響する。

そうした危機感の漂う中、懸命にチームを鼓舞しているのがキャプテン牧秀悟内野手(26)だ。27日に本拠地で2連敗した直後には選手だけのミーティングを招集し「気持ちを一つにして頑張りましょう!」と改めて結束を呼びかけた。

山崎康晃投手(32)がこう明かした。

「牧が呼びかけて2017年の日本シリーズに出場した選手が、当時の経験を話しました。僕、桑原、柴田と、こういうことがあったと。17年を知らない牧が先陣切って結束を呼びかけてるし、僕たちベテランもできることをやらなきゃ。状況は厳しくなってますが、まだまだやり返せるチームだと思ってますから」

17年は最終的にソフトバンクに敗れたものの、3連敗してから2連勝した。今年は番長のバクチとナインの結束力がどう出るか。注目される。

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