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本塁憤死のヤンキース・スタントンに集中砲火 地元NY怒り「狂気」「祖母の方が速い」

東スポWEB / 2024年10月29日 18時55分

批判にさらされるスタントン(ロイター)

ヤンキースは28日(日本時間29日)に本拠地ニューヨークで行われたドジャースとのワールドシリーズ(WS)第3戦に2―4で敗戦。まさかの3連敗で後がなくなった。

先発したシュミットが3回途中3失点で早々と降板に追い込まれた誤算もあったが、地元をはじめとする米メディアは「4番・DH」で先発出場したジアンカルロ・スタントン(34)の走塁死を厳しく断罪している。3点を追いかける4回の攻撃でスタントンは一死から左翼への二塁打で出塁。二死となった後、6番・ボルペが放った左前打で二塁走者のスタントンは三塁ベースを蹴って本塁に突入した。だが、ドジャース左翼手のT・ヘルナンデスが捕手のスミスにワンバウンドの好返球を見せ、スタントンはあえなくタッチアウト。三塁コーチのルイス・ロハスコーチも手を回し、本塁への突入を指示し、結果的に反撃の芽をつみ取られた。

この一連のプレーに激しい怒りをあらわにしたのが「ニューヨーク・ポスト」だ。「ヤンキースの狂気の瞬間」「ヤンキース三塁コーチの不可解な判断がジアンカルロ・スタントンをホームでアウトにさせた」などとバッサリ。「34歳強打者の今季のスプリントスピードは1秒当たり24・5フィート(約7・5メートル)で、スタットキャストによるとMLBで最低の部類に入り、566人の登録選手のうち549位だった。ヤンキースの登録選手の中では捕手のトレビノだけが24・4フィート(約7・4メートル)で彼よりも悪い」と〝鈍足ぶり〟を強調した。

さらに、欧米のスポーツを多く取り扱う「スポーツキーダ」はファンの声を集め「スタントンは生きている人間の中で最も遅い男だ」「祖母の方が速く走れる」など批判がやまない状態となっている。

この日は4打数2安打で第1戦では一時逆転となる2ランも放ったが、チームが崖っぷちに立たされているだけにすっかり怒りの矛先にされている。

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