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ベッツからボール“強奪男”がトンデモ主張「ムーキーが悪態をついた」 退場時に拍手も

東スポWEB / 2024年10月30日 14時25分

狂気の表情でボールを強奪するファン(ロイター)

ワールドシリーズ第4戦の初回のヤンキースの攻撃中、右翼守備のベッツが捕球したファウルボールをファンが取り出した事件が波紋を広げている。

トーレスのファウルゾーンに飛んだ打球をフェンス際でキャッチしたが、最前列のヤンキースファンの男性2人がベッツの腕をつかんだ。1人が右手を抑え、もう1人はなんとグラブからボールを取り出し、グラウンドに放り投げてしまった。

激高したベッツが守備妨害を訴え、審判団がアウトを宣告。男性らは退場処分となった。試合後、ベッツは「初回のプレーはどうでもいいことだ。関係ない。我々は負けた。僕も元気だし、彼も元気だ。ページをめくって明日に備えるだけ」と言うに留めたが、エドマンは「あれは馬鹿げている。グラブを剥がそうと手首を引っ張った。退場させられてよかった」とあきれている。

劣勢のヤンキースファンが引き起こした前代未聞の〝強奪事件〟は米メディアでも大きく報じられたが「ジ・アスレティック」によると、グラブをつかんだ男性はシーズンチケットを持つオースティン・カポビアンコ氏(38)と特定され、一緒にいたカポビアンコ氏の弟・ダレン氏は「ボールにつかみかかりにいくのを見ただけだ。ムーキーは僕らに悪態をついた。よくないね」と話し、カポビアンコ氏は「試合を見たかっただけだ」と答えたという。

批判が多いとはいえ、強制退場する際はヤンキースファンから拍手で送られるなど〝英雄視〟されている。この事件をきっかけに注目の存在となるかもしれない。

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