井ノ原快彦がジュニアの舞台出演を後押し 競合事務所は戦々恐々

井ノ原快彦

ＮＨＫがＳＴＡＲＴＯ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴに所属するタレントらの新規起用を再開する方針を発表した。そんな中、同社の取締役ＣＭＯ（最高マーケティング責任者）を務める井ノ原快彦も新たな仕事獲得に動いているという。

最大の懸念とされていたＮＨＫが新規起用にＧＯサインを出したことで、ＳＴＡＲＴＯ社のタレントたちは今後は以前のように仕事の幅が広がっていくとみられている。そこで井ノ原もジュニアを含めたタレントたちの活躍の場を広げようとある改革を実行している。

舞台関係者は「これまで旧ジャニーズの方針としてタレント、ジュニアの舞台出演は、劇場や制作サイドとの関係性ができていないと出演させてこなかった。しかし、同事務所の一連の問題から舞台の仕事も減った。特にジュニアへの出演依頼が激減してしまいました。そこで井ノ原さんは思い切って紹介制を採用し、さらに自ら舞台関係者に会いに行って売り込みを始めたんです。ジュニアの活躍の場を確保したいという思いが強いからですよ」と語る。

井ノ原は、ジュニアの育成業務を担ってきた「ジャニーズアイランド」改め「株式会社Ａｎｎｅｘ」の社長を今年３月に辞任した。しかし、ＣＭＯになった現在もジュニアの育成業務にかかわっており、タレント同様にジュニアも売り込んでいるという。

「同じように若手を抱える芸能事務所は、舞台全般にＳＴＡＲＴＯ社のタレントが再び参戦してきたことで、仕事を取られないかと戦々恐々としています。ネームバリューと集客力ではかないませんから」（同）

いまだその影響力は根強いと言えそうだ。