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【日本S】ソフトバンク・石川柊太は好投も負け投手に 小久保監督は右腕ねぎらう「立派なもん」

東スポWEB / 2024年10月31日 6時5分

石川柊太はオースティンの一発を悔やんだ

日本シリーズ第4戦(30日=みずほペイペイ)はソフトバンクがDeNAに0―5で零封負けを喫した。先発の石川柊太投手(32)は6回途中1失点の好投だったが、味方の援護なく敗戦投手となった。

石川は初回から持ち前のテンポのいい投球を披露。真っすぐとカットボール、パワーカーブなどの変化球をゾーンに集めるストライク先行の投球で、相手打線を封じた。

しかし、4回の一球に泣いた。一死を奪った後、4番・オースティンに対して追い込んだあとの外角の直球をはじき返された。放物線を描いた打球は右翼テラス席へ。26日の第1戦に自打球で打撲した手負いの主砲に、痛恨の一発を浴びた。

先制を許した後も崩れることなく試合を作った石川は5回2/3イニングで降板となったが、四死球なく4安打1失点と役割を果たした。小久保監督は「久しぶりの登板であれだけ投げてくれたら立派なもんでしたね」と右腕をねぎらった。

調子はいいほうだったという石川は「結果的にはオースティンの一発がやっぱり悔しい」と1球を悔いたが、「(久しぶりの登板を)言い訳にしないためにずっと準備をしていた。結果的に負けてしまったんですけど、内容的にいい部分もあったのは、その準備がしっかりできたから」と内容に一定の手応えも感じていた。

まだ役目が終わったとは思っていない。「理屈的には終わりじゃないパターンがある。いろんな可能性を自分の中で持っておかないと」。4年ぶりの悲願に向けてまだまだ貢献していく姿勢だ。

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