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【卓球】誹謗中傷被害の陳夢 「正々堂々競った。攻撃コメント怖くない」ときっぱり

東スポWEB / 2024年11月2日 5時5分

パリ五輪卓球女子シングルス決勝で優勝し、孫穎莎(右)と握手する陳夢(ロイター)

パリ五輪卓球女子シングルスで金メダルを獲得した陳夢(中国)が、自身に対する誹謗中傷に対し毅然とした態度を表明し話題となっている。

2021年東京五輪女子シングルス覇者の陳は、し烈な国内競争を勝ち抜き、パリ五輪代表に選ばれた。一方で、シングルスが2枠しかない中、陳が選ばれたことを不満に思うファンも多く、陳と馬琳監督に対する批判、誹謗中傷が増えていった。

その後、パリ五輪女子シングルス決勝では世界ランク1位の孫頴莎を下し2連覇を達成。しかし、会場の大多数を占めた孫の熱狂的なファンから祝福されず、中指まで立てられる被害に。その後もネット上で攻撃され、大問題となった。

中国メディア「北青体育」によると、陳は中国の卓球専門誌「PING PANG世界」のインタビューに対し、五輪代表に選ばれた後、批判にどのように対処したかを問われた。

陳は「最近のネット世論環境は、何をやっても、試合に負けても勝っても、攻撃してくる人がいる。私も経験してきました。しかし、スポーツは競争であり、競争した者だけがオリンピックに国の代表として出場できるもの。私たちは同じルールの下で、自らの努力で、正々堂々と出場権を争っている。攻撃やコメントは怖くないと思っている」とキッパリ答えた。

五輪本番前の練習で外野の声に心を乱されなかったかを問われても「やるべきトレーニングをして、後悔のないように全力を尽くす。試合に負けてから、ここはもう少し悪い、あそこはもう少し悪いと思いたくないので、試合前に準備をして頑張っていきたいと思う」と自分のやるべきことに集中していたと語った。

メンタルの強さがあってこその五輪2連覇と言えそうだ。

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