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中谷潤人 井上尚弥戦「実現が近くなってきている」相模原でV2報告会

東スポWEB / 2024年11月2日 17時37分

本村賢太郎市長(左)から盾を贈られる中谷潤人

夢が現実になるか。ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26=M・T)の2度目の王座防衛報告会が2日、神奈川・相模原市緑区合同庁舎で行われた。中谷はスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が中谷との対戦に前向きな発言をしたことについて、「実現に向けて近くなってきていると思う」との考えを示した。

10月14日のV2戦(有明アリーナ)でペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に豪快な6回TKO勝ちを収め、会場を埋め尽くした約200人の市民から祝福された同市在住の中谷。米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング=PFP)で9位にランクされるなど戦うたびに評価を高め、この日は同市の本村賢太郎市長からも井上との夢の対決を暗に期待する声をかけられた。

期待が高まっていることに中谷は「たくさんの期待は感じています。そこに向けてというより、目標であるパウンド・フォー・パウンド1位へ向けて引き続き強さを求めてやっていけばつながっていくと思う」と自覚。

その井上は先日、「パウンド・フォー・パウンド1位になりたいという若者がいるので、その若者が上がって来るのを待つしかないのかな」と名前は出さなかったものの、中谷戦に前向きな発言をした。

これについて中谷は報告会後の取材で「(井上が)反応してくれたこともあったので、ファンの人たちの思いがより強くなったと思う。実現に向けて近くなってきていると思う」と意識を強くした。

PFP1位を取るには同2位にランクされ、階級も近い井上は避けられない相手と言える。両雄の思いは一致。環境が整えば世界一を争う日本人対決が見られそうだ。

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