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【DeNA】ドラ1度会隆輝をCS以降招集せず…日本一・三浦監督が見せた「独自性」と「鬼番長ぶり」

東スポWEB / 2024年11月4日 5時1分

オーダーは「固定するのが理想」と言いながらも、投手出身だからか、打順に対するこだわりはない。ラミレス監督時代の4番だった佐野の打棒が湿ると、代わりに主将・牧を4番に抜てき。その牧も調子を崩すと、思い切って2番に入れ、満を持して故障明けのオースティン4番に据えた。

牧と同様、現役時代に主将と4番を務めた横浜OB高木由一氏は、TVKの中継解説でこの起用法を批判。「牧を4番と決めたのならシーズンを通して4番で使い続けるべき」と指摘した。だが、三浦監督はこう言う。

「牧は苦しんでいたので(2番で)気分も変わるし、『楽しんでこい』と言った。2番だからって2番の打撃をすることはない。いつも言ってますけど、自分の打撃をしてくれればいいんです」

そんなふうに主力選手を気遣う一方で、若手には厳しい一面も見せる。4月に本拠地でデビュー登板させた2年目の小園健太投手(21)が、3回途中7安打5失点でKO。次のチャンスは与えるのかと聞いたら「チャンスはつかむものです」とピシャリ。翌日に登録抹消して、二度と一軍に上げていない。

序盤に旋風を巻き起こしたドラフト1位の新人・度会隆輝外野手(22)も番長に叱責された。外野守備で風に流された打球を捕り損なうと「ここは本拠地。風があるのはわかってるはず。言い訳はできない」と指摘。短期決戦のCS、日本シリーズに呼ぶことはなかった。

いつもは温厚で冷静なようで、時に厳しい采配、鋭い言葉を発するようになった三浦監督。「横浜進化」は「番長進化」なのかもしれない。

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