【ソフトバンク】21年ドラ1・風間球打、二軍で打率4割超の仲田慶介ら7人に戦力外通告
東スポWEB / 2024年11月4日 20時49分
DeNAとの日本シリーズに敗れ、日本一を逃したソフトバンク。敗戦翌日から、早くも来季に向けて厳しい戦力整理が行われた。
4日、球団は笠谷俊介投手(27)、中村亮太投手(26)、三浦瑞樹投手(25)、風間球打投手(21)、田上奏大投手(21)、仲田慶介内野手(25)、川原田純平内野手(22)の7選手と来季の支配下選手契約を結ばないことを発表。笠谷と中村を除く、風間ら5選手には育成での再契約を打診した。
プロ3年目のドラ1右腕にも容赦はない。風間はノースアジア大明桜高から2021年ドラフト1位で入団。最速157キロを誇る剛腕として将来を嘱望されたが、相次ぐケガに苦しんだ。今季はファームで6試合に登板し0勝0敗、防御率5・40の成績だった。
風間は「(ドラフト1位と)期待されている中で結果を残さないといけないという思いはずっとあった」と話し「悔いの残る3年間だった。まだやり残してることはたくさんあるので、支配下をもう一回取り返して、一軍に登板できれば」と前を向いた。
一方で、今季支配下を勝ち取ったものの、再び育成を打診された選手の胸中は複雑だった。二軍で最優秀防御率を獲得し、一軍でも5試合に登板した三浦は「3年間(プロで)やってきて1番いい年だった。それだけ手応えがあった。来年は絶対勝負できるという自信があった」とその心境を語った。二軍で4割超えの打率を残した仲田は「今年死に物狂いで支配下をつかんで、また育成に戻る。(今年と)同じ気持ちでやるのは厳しい部分もある」と涙ながらに話した。二人は育成の打診を受けながら、他球団からのオファーも視野に入れる構えだ。
支配下に上がる選手がいれば、その枠を外れる選手もいる。厳しい生存環境を個々に植えつけることが、チームの戦力アップを促すはずだ。
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