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【阪神】秋季キャンプ全面禁煙へ 球界の愛煙家はどうするのか

東スポWEB / 2024年11月5日 15時4分

禁煙を徹底する方針を打ち出した藤川球児監督

【赤ペン‼ 赤坂英一】阪神が元「火の玉ストッパー」によって「全面禁煙」となる。藤川球児新監督が1日からの秋季キャンプ(高知県安芸市)で、チーム活動時、および球団施設での禁煙を徹底する方針を打ち出した。

安芸市の練習施設からは灰皿などが撤去。来季からは甲子園の喫煙所も廃止され、ビジター球場でもチーム滞在中は禁煙となる。私生活や遠征先の宿舎までは強制されないものの、ここまでたばこが徹底的に排除されるのは極めて異例のことだ。

しかし、プロ野球界の健康管理もやっと他のスポーツ並みにきたともいえる。パリ五輪前に体操女子選手の喫煙が発覚、日本代表を外されたことは記憶に新しい。

それに引き換え、プロ野球界は名選手や名監督と言われる人でさえ愛煙家がいっぱいだ。球史に残る実績を誇り、健康に人一倍うるさい某OBも「たばこだけは絶対やめない、やめられない」と言い切っているほど。

模範たるべき大先輩がこれだから、スター選手も監督もベンチ裏で堂々とたばこを吸っていたりする。それをまた若手や新人たちがまねしてプカプカやる。某球団の二軍コーチはこう嘆いた。

「若いやつらにはよく言うんです。ベテランがたばこを吸ってるからって実績のないお前らが吸っていいことにはならない。昔と今では時代も環境も違う。少しでもいい成績を挙げて、1年でも1日でも長く野球をやりたいんならたばこをやめろ、と」

そうした中、阪神よりも10年以上早く“禁煙政策”に乗り出したのがDeNAだ。「球場内、練習場施設内は禁煙」とする方針を打ち出し、2012年以降に入団した新人の契約には「入団後1年間は禁煙を守る」という一項を加えた。これを甘く見た新人2人がフェニックス・リーグの期間中に喫煙していたことが分かると、ただちに宮崎から横須賀の寮へ強制送還されている。

14年には、背番号が50番台から1桁に昇格した選手が、成績不振を理由に「禁煙しなければ50番台に戻す」と球団に通達された。それくらいたばこは野球のパフォーマンスにも悪影響を与える、という認識がDeNAにはあるのだ。

ちなみに、日本ハムやロッテでも同様に禁煙が徹底されている。特にロッテの吉井監督は、個人的にも大変な嫌煙家だ。新たに阪神が全面禁煙に乗り出したことで、他球団にどのような影響が広がるのか。嫌煙家は大歓迎だろうが、愛煙家の反発も気になる。

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