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【ボートレース】5000連対を達成した西島義則を直撃「とにかく与えられた仕事を全うする」

東スポWEB / 2024年11月6日 11時14分

――ベテランになると年齢による衰えとの戦いもある

西島 全ての面で大なり小なり、老いはきますよ。ただ、そこの戦いなんですよね。気力も技術もあって何でもやれると思うけど、肉体的にダメになってくる時がくるんです。それが今年かもしれないし、来年や2年後かもしれない。それは自分でわかっています。だからやれる時までは全力でやろうと。モチベーションでいえばそこかもしれないですね。

――イン屋になったきっかけは

西島 はっきり覚えてないけど、記念に行きだしてからかな。持ちペラになっていろんなペラを試して、そこでピット離れがいいペラをつくり、そこからこだわってインを取るようになったと思います。新鋭王座が終わったくらいですかね。

――周囲からの反発は

西島 それはありましたよ。でもアマチュアやクラブ活動じゃない。アマチュアじゃない、プロなんだというのを一番に言いたい。人の目を気にして仕事するなら辞めてしまえと。お客さんはお金を賭けてくれている。だけど、この選手とこの選手は仲がいいからこうなるだろとか思ってないでしょ? そこに私情を挟むのはいけないと思う。やっぱり違うんじゃないかなと思う。僕の同期で大嶋(一也)さんがいる。今でも飲んだりするんですけど、現役中は全く付き合いがなかったんですよ。なぜかというと記念レースで毎節一緒じゃないですか。インの取り合いをした時に仲が良過ぎて私情を挟むこともあるし、そういうのがあった。若い頃は一緒にご飯を食べたりしていたんですよ。ただ、2人が稼ぎだして同じ土俵で仕事するとなった時にそれではダメだと。そういう風に付き合わないようにしていましたね。

――他艇から前づけに来られるのは

西島 それは何とも思わないです。当たり前だと思いますからね、勝ちたいというのが。ただ、6号艇になった時に地元だからとか、優勝戦だから前づけに行くという選手がいるんだけど、あれがすごく頭にくる。じゃあ普段のレースはいいのか、地元じゃなかったら全能力を出さなくていいのかと。そういう気持ちがあるなら全部のレースをそういう気持ちで走れよと思う。僕らはそうだから、それがすごく嫌なんですよ。考え方が違うんじゃないのかと。それでプロなのかなと思う。普段は全力を出してないということだしね。

――引退について

西島 十分に気力や体力はあると思うけど、老化には勝てないからね。イチローでもそうじゃないですか。あれだけの技術がありながら引退を覚悟しないといけない時がくるのは、やっぱり老化。それはプロである限りは必ず訪れるので。

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