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大谷翔平快挙でまた珍訴訟! 50号ボールに続いて今度は記念ベース“正当所有者”が出現

東スポWEB / 2024年11月8日 11時4分

9月20日のマーリンズ戦で50盗塁を決める大谷翔平

ドジャース・大谷翔平投手(30)が移籍1年目から史上初の54本塁打、59盗塁を達成し、今オフも受賞ラッシュが予想される。記録ずくめの1年だったこともあり、外野ではまたしても〝場外乱闘〟が勃発している。

元英紙の電子メディア「インディペンデント」が7日(日本時間8日)に報じたのは大谷が50本塁打、50盗塁の「50―50」の快挙を成し遂げた9月19日(同20日)の敵地マイアミでのマーリンズ戦の舞台裏だ。大谷は初回に二塁打を放った後に三盗を決めて50盗塁、2回の第2打席で右前打の後に二盗を成功させ、記録を51盗塁に伸ばした。

50盗塁を決めた記念の三塁ベースは直後にグラウンドの係員が回収し、新しいベースと取り換えられた。しかし、今回問題となっているのは大谷が三盗を成功させるまでいた「二塁ベース」だ。訴訟を起こしたのは南カリフォルニア州在住のジェームズ・ゴセット氏で、訴状によると事前にマーリンズの担当者に電子メールで連絡し、大谷がスタートを切るベースを「2500ドル(約38万2500円)」で購入する旨を伝えていたという。

担当者からも「分かりました」と承諾も得て、大谷が50盗塁を達成した直後にも確認のメールを送信。担当者からは「50盗塁の時点で二塁ベースは外され、あなたのために確保されています。今夜遅くに請求書を送ります」と返答があったそうだ。ところが…。

〝約束〟されたはずの二塁ベースは取り外されることなく、2回に大谷が二盗に成功。一躍、記念の「51盗塁ベース」となってしまい、担当者からは「大変申し訳ありませんが、あなたが購入を希望していたベース、大谷選手が50盗塁を決めた時点での二塁ベースは現在購入できません」「そのベースはロサンゼルス・ドジャースに渡りました。理由は、そのベースが1イニング後に51番目の盗塁となるためです」などと返信された。

こうした状況にゴセット氏は「ベースの売買契約があった」とし、マーリンズが契約に違反し、ドジャースが妨害したと訴えるに至った。訴状には「本来の所有者」と記され、リチャード・ロス弁護士はマーリンズが約束通り〝記念ベース〟となる二塁ベースを外していれば「51盗塁目は違うベースになっていただろう」と語っている。なお、同メディアが今回の件についてドジャースに問い合わせたところ「コメントできない」とし、マーリンズから返答はなかったという。

大谷を巡っては50号ボールもファンがスタンドで奪い合い、〝正当な所有者〟が続出して訴訟に発展した。オークションでは台湾の投資会社「UC Capital」によって史上最高額となる439万2000ドル(約6億6000万円)で落札された。大谷の記録に関するものはすべてプレミア化しているだけに、今回は果たしてどうなるか。

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