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松本人志の〝人定要求〟に文春側は「ケータイ番号」開示で反撃 裁判終結の舞台裏

東スポWEB / 2024年11月9日 5時9分

訴状を取り下げた松本人志

ダウンタウンの松本人志(61)が女性問題を報じた週刊文春の発行元である文芸春秋との訴訟で、訴えを取り下げ、文春側もこれに同意したことにより訴訟は8日、電撃的に終結した。3月に始まり8か月に及んだ法廷バトルを徹底取材し、浮かび上がってきた舞台裏とは――。

松本はこの日、代理人弁護士を通じて声明を発表した。審理の中で、飲み会で女性A子さんらに性的行為は強要していないと主張しており、「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」と報告。訴えを取り下げた理由として「裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたい」と考えたとした。

A子さんらを念頭に「女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」と謝罪した。

松本は2015年に都内の高級ホテルであった飲み会でA子さんらに性的行為を強要したと昨年12月、文春に報じられ、名誉棄損されたとして東京地裁に提訴した。文春に突きつけた損害賠償は5億5000万円。双方は3月の第1回口頭弁論後、弁論準備手続で協議を続けていた。

文春側は訴訟で強気の姿勢を崩さなかった。3月の口頭弁論では、松本側がA子さんが誰なのか〝人定〟を求めたことに憤慨。8月に地裁に提出した書面で、松本のケータイ番号の開示をチラつかせ、松本を揺さぶろうとした。

事情を知る関係者の話。「A子さんは問題となった飲み会の終わりのほうで松本さんとケータイ番号を交換しています。文春の取材を受ける中でこの番号も提示。文春側は8月に地裁に提出した書面で、個人情報保護の観点から松本さんの番号は黒塗りにしたけど、松本さん側が黒塗りを理由にのらりくらりとかわそうとすれば番号を開示すると迫りました」

A子さんが松本に求めたのは、カネではなく謝罪だった。

「A子さんは文春側に『仮に和解金として1億円を積まれても誠心誠意の謝罪がなければ許さない』と断言していました。文春側はA子さんの揺るがぬ思いがあったから強気の姿勢を崩しませんでした」(前出関係者)

この日、松本側、文春が発表した声明でも、双方が金銭の授受はなかったとしている。

一方、松本は地裁に提出した書面で、問題となった飲み会に限らず「これまでどんな女性に対しても同意を得ず性的行為を強要したことは一切ない」と主張した。

お笑い界のキングと文春砲の法廷バトルは、松本側が文春の報道に物的証拠はないとの言質を引き出し、文春側は松本の謝罪を引き出すことで折り合った。松本は1月から芸能活動を休止しており、これを長引かせたくない思いもあった。

松本はこの日の声明で、今後の活動再開を念頭に「どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」と呼びかけた。吉本興業は活動再開について「関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせする」とコメントした。

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