ドジャース専門メディアが〝不穏報道〟佐々木朗希は「山本由伸の代理人から指示を受けている」

山本由伸（左）と佐々木朗希

ロッテは９日、佐々木朗希投手（２３）のポスティングシステムによる米大リーグ移籍へ向けた手続きを開始すると発表した。最速１６５キロを誇る〝令和の怪物〟の移籍先が注目を集めるが、本命視されるドジャースの地元ロサンゼルスのメディアは「佐々木メジャー挑戦」のニュースを一斉に報じた。

地元紙「ロサンゼルス・タイムス」は「佐々木朗希がポスティングされ、ドジャースのフリーエージェントのターゲットに」と速報し、佐々木のコメントなどを紹介。さらに「ドジャースのオフシーズンがさらに面白くなってきた」「佐々木はドジャースにとって夢のターゲットになる。才能があり、若く、コストを抑えた投手で、先発ローテーションを劇的に強化できる」「佐々木を誘おうとする球団は山ほどあるだろう。大谷の場合と同様に彼の低コストと高く評価されているスキルセットはさまざまな求婚者を生み出すだろう。しかし、業界ではドジャースが彼を獲得する最有力候補であるという臆測が飛び交っている。彼らは大谷を獲得した。山本を獲得した。そして彼らは数年前から佐々木をスカウトし、彼が次のスターになる瞬間を待っている」と、ドジャースとのつながりを強調した。

一方、地元専門メディア「ドジャーブルー」は「リーグ全体ではドジャースが彼と契約する可能性が高いという見方が一致している」と改めて強調。そして「佐々木は山本の代理人のジョエル・ウルフから何かの指示を受けている。佐々木は過去に山本に好意的に語っており、それがウルフまたはワッサーマンを代理人として契約する可能性のヒントになるかもしれない」と、山本由伸やパドレス・ダルビッシュ有、タイガース・前田健太、カブス・鈴木誠也、メッツ・千賀滉太を抱えるワッサーマン・グループとの強固なつながりも報じた。

「ウルフ氏は山本とドジャースの契約交渉も担当しており、ロサンゼルスはボラス・コーポレーションよりもワッサーマン・グループとの提携を結んでいることが多い」とも指摘。佐々木の新天地は、やはりドジャースで動かないのか。