高木豊氏 佐々木朗希の“早期挑戦”に警鐘「ルール作らないと日本のプロ野球が植民地に」
東スポWEB / 2024年11月9日 19時39分
ロッテが佐々木朗希投手(23)のMLB挑戦を認め、ポスティング申請をすることに、大洋(現DeNA)や日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が自らのユーチューブチャンネルで見解を話した。
高木氏はロッテが在籍5年で挑戦を容認したことに「ロッテが寛大。5年でリリースするということは相当な決断だったと思う」と驚きを隠せなかった。現行の「25歳ルール」ではマイナー契約しか結べず、ロッテに入る譲渡金もわずか。あと2年を待てば数十億円もの譲渡金も予想されたが、ロッテはそれをせずに佐々木の熱意を優先させ「お金の部分もまったく違った。だけどそれをあえて求めず、入団5年でメジャーに行かせてもらって、佐々木は本当に感謝していると思う」とした。
一方で〝早期容認〟が悪例となる心配もあるという。「メジャーからお呼びがかかった選手は、ほとんどがそういうふうになってくる。日本のプロ野球が簡素化し、植民地みたいになって、いい人だけすぐ抜いて行かれて…。そうなると日本のプロ野球の魅力がなくなる。一定のルールをしっかりしておかないと日本の野球がどうなるのかな。心配にはなる」と今後に不安をのぞかせた。
佐々木があと2年間を待てなかったことにも「現役期間が20年とすれば、その間の2年間は1割に相当する。人生の1割を削られたという形にもなりかねないし、彼の人生もあるので仕方ない」と理解したうえで「これも入団した時にしっかりとしたルールを作っておかないと今後もこういうことになりかねない」と警鐘を鳴らした。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
佐々木朗希の拭えない“ゴネ得”感に、NPB球団が直面する「ロッテは移籍を認めたのに」の悪しき前例
週刊女性PRIME / 2024年11月12日 6時30分
-
「日本のプロ野球が心配になる」「世界一になれるピッチャー」高木豊氏、佐々木朗希ポスティングでのメジャー挑戦に疑問と期待
スポーツ報知 / 2024年11月10日 14時30分
-
佐々木朗希ポスティングでのメジャー挑戦ロッテが容認 移籍先最有力は大谷のドジャース
スポーツ報知 / 2024年11月10日 5時0分
-
佐々木朗希のメジャー挑戦に千葉県知事も反応「寂しい気持ち」 現行制度改善も提言「検討を願います」
スポーツ報知 / 2024年11月10日 1時39分
-
佐々木朗希米移籍でロッテへの譲渡金は3億円以下 山本由伸はオリックスに72億円、あと2年待てば…
スポーツ報知 / 2024年11月9日 20時50分
ランキング
-
1また明らかになった大谷翔平の驚愕数値「1.052」 わずか3人の偉業は「次元が違う」
Full-Count / 2024年11月12日 16時42分
-
2ゴールデン・グラブ賞でまたも「不可解な1票」…《賞の価値を貶める》と大炎上
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月12日 18時41分
-
3大谷翔平にシルバースラッガー賞…ナ・リーグDH部門、ア・リーグ含め通算2年連続3度目
読売新聞 / 2024年11月13日 8時28分
-
4森保J 15日のインドネシア戦は《日本嫌い》明言する韓国人指揮官・申監督との「日韓対決番外編」にも注目
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月12日 21時12分
-
5【巨人】 現役続行目指す鈴木康平「まだ全然戦える」14日のトライアウト受験へ
スポーツ報知 / 2024年11月12日 22時1分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください