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佐々木朗希の最低条件は「6人ローテ」か 耐久性に不安も〝売り手市場〟で交渉の主導権

東スポWEB / 2024年11月11日 5時10分

佐々木朗希の〝踏み絵〟とは

ロッテからポスティング申請を認められた佐々木朗希投手(23)の獲得には「シックスメン・ローテーション」の提示が前提となりそうだ。

〝未完の大器〟佐々木に関しては以前から「耐久性」が不安視されてきた。NPBでの5年間は実働4年で、一軍デビューを果たした2年目の2021年から登板11試合(63回1/3)、22年は20試合(129回1/3)、23年は15試合(91回)、24年は18試合(111回)と先発ローテーションの完走はおろか、規定投球回に到達した経験は一度もない。

もちろん複数のメジャー関係者も「彼の最大のテーマは耐久性」と指摘する通り、先発の上位でローテーションを目指すためにはいずれクリアしなければならない課題となっている。

一方で、獲得に向かうMLB30球団はFAならば総額2億ドル(約304億円)ともいわれるエース候補を、最大でも750万ドル(約11億4000万円)の「大バーゲンセール」で獲得できるチャンスを無視できない状況下にある。

西海岸のメディア関係者は「まず佐々木を獲得できなければ何も始まらない。ファイブメン・ローテーション(中4日の5人ローテ)を回れない状況があるのなら、佐々木とその代理人はシックスメン・ローテーション(6人ローテ)を提示してくれるチームをチョイスすればいいだけの話。主導権は佐々木側にある。そこがチーム選びの争点なら、まずそこで交渉チームをふるいにかければいい」と指摘し、こう続けた。

「彼がまだ23歳と若く成長途上にあるということは長く調査をしているチームなら分かり切っていること。この条件を提示できないチームはその先のプレゼンや面談には進めないのではないか」

佐々木の〝弱み〟である耐久性問題も今回のポスティング移籍が佐々木側に主導権がある「売り手市場」。むしろ、佐々木を本気で獲得したい球団は6人ローテを提示できなければ、その先に進めないという〝踏み絵〟になってくるという指摘だ。

そして、この6人ローテを提案することが予想される球団は本命のドジャースにパドレス、カブス、レンジャーズ、レッドソックスなどとされるが果たして――。

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