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【新日本】ライガー 1・4海野翔太の抜擢にズバリ「結果、橋本真也じゃないけど…」

東スポWEB / 2024年11月11日 5時10分

IWGP世界王座への挑戦が決まった海野翔太(左)と、2026年の引退を宣言した棚橋弘至

獣神サンダー・ライガーが気になる話題やプロレス観を語る「獣神激論」。今回は来年1月4日東京ドーム大会のIWGP世界ヘビー級選手権(王者ザック・セイバーJr. vs 海野翔太)を解き明かす。年間最大興行でタイトル歴のない海野が挑戦することには賛否があるが、ライガーは団体の未来を見据えれば必然と力説。また、2026年に引退する棚橋弘至にも熱いエールを送った。

【ライガーが語る獣神激論(40)】来年の1・4ドームのIWGP戦が決まりましたね! 会場では海野選手にブーイングが飛んでいたみたいなんですが…。ザックがG1を優勝して内藤(哲也)選手からベルトを取って、防衛戦も元王者の実力者(SANADA、鷹木信悟)だったと。そんな中で海野じゃ、まだまだ器としてどうなんだよっていうブーイングだったと僕は分析しているんです。

ただ「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉もあるように、海野選手も成長しているし、試行錯誤してる。もちろん彼のアピールもあったからだけど、会社も1・4東京ドームという会場で「いけ」となったのは、彼の可能性に賭けたんじゃないかな。もちろん今の実力ではザックの方が上だと思う。でも、ファンの声を聞いた上で彼を選んだというのは、会社も腹くくったんじゃないかな。もちろん海野選手もそれを分かってるよね。

やっぱり新日本プロレスは変わらないといけない。オカダ(カズチカ)選手が退団して、棚橋選手は2026年に引退する。内藤選手はザックに敗れたばかり。新しい新日本を模索した結果、橋本真也じゃないけど「時は来た」みたいな感じで海野選手でオッケーを出したんだと思うよ。未来に賭けたんだね。

新世代という言葉が使われて結構たつけど、新日本所属の日本人のチャンピオンが出てほしいというのが、ファンの素直な気持ちだと思うよ。相撲だってそうじゃん? 大の里というニュースターが出てきて、九州場所はチケット完売だからね。

もちろんザックのように外国から文化の違う日本に来て、今チャンピオンになって素晴らしいことだよ。でも、やっぱり…って少なからずあるんだよね。新日本だって考えて考えて今回、海野選手に託したんだから。

海野選手もプレッシャーをエネルギーに変えられる強さ、いい意味で厚かましさもある。彼が東京ドームのメインに立つことで、辻(陽太)や成田(蓮)、上村(優也)といった同世代も、上の世代も「まだまだ俺ら譲らないよ」って思うだろうし、全体的に活性化するんじゃない。試合内容も観客動員も、あらゆる意味で試金石になる今回の1・4ドームなんじゃないかな。

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