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【中日】井上新監督 竜ナインに伝えたメッセージ「オレの好きな選手になれ」の真意

東スポWEB / 2024年11月12日 6時9分

井上 まだまだ選手たちは意識しながらハツラツとした感じで練習してるなっていうのは見てて感じるんですけど、意識をせず無意識に「このチームはそんなところがあるよ」と対戦相手のチームに思われることが、僕が思っていることなので、今のところはまずまずのスタートなのかなと思っています。

熊崎 監督就任会見も取材させていただいたのですが「俺の好きな選手になれ」っていう言葉がすごく印象に残っています。実際にそれを聞いた選手の皆さんの意識は変わりましたか?

井上 多分変わってくれてると思います。就任会見でも言いましたし、秋の練習が始まるタイミングでもいろいろ話をさせてもらいました。その中でみんなが乱れることなく同じ方向を向かないと、強いチームをつくれないんだよっていうこと。そして「どんどん俺を使ってくれ」「俺に投げさせろ」「俺を打席に立たせろ」「試合に使え」ってアピールをするくらいの選手じゃないと、ダメでしょうと。そういった選手が俺は好きだ、だからそういった選手になってくださいっていうお願いをしました。

熊崎 個人的なんですが、そのお話を聞いていて、そういう意識はやはり大事なんだなと思いました。私もグループ(SKE48)の中でやっているので

井上 男だとか女だとかは別としても、やっぱり大人数でグループを組んでますからね。例えば後ろの隅っこの方で歌って踊っていたとして、テレビに映るか映らないかわからないような状況でも、〝もう私がセンターよ〟っていうような気持ちでやってると思うんですよ。みんなね。その気持ちは芸能活動もそうだし、僕らプロ野球の世界の中でも、持ってもらわないと困るよって話ですよね。

熊崎 監督の言葉をメモって、私もSKE48のメンバーに伝えようと思っています

井上 いいんじゃないですか。どんどん使ってください。

熊崎 使わせていだきます! 本当にナゴヤ球場で選手の皆さんへ話されたことを聞いて、〝わぁすごい〟って自分にもすごく響いたんです。私ももうすぐ(SKE48では)1番上の先輩になるので、伝えていけるように頑張ろうってすごく思えました

井上 (団体活動の中では)「私なんて」「僕なんて」っていう気持ちになっちゃう時もあるんですよ。だけど、例えばキャプテンとか、班長とかリーダーとかいうふうになって初めて発する言葉があると思うんですけど、それが波紋のように広がっていくことがある。この選手に言えば(チーム全体に)広がっていくよねっとなる選手がすごく大事だと思うんですね。ちょっとこう押しても返ってこない、投げても反発がないっていう選手に言っても、その波紋は広がらない。〝そうなんだ〟っていうふうに胸をズキュンと打たれた選手であったり、メンバーがどんどん広げてくれるっていうのが、一番相乗効果を生むと思う。だから、どんどん広げてくれればと思います。

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