殺処分された米人気リス・ピーナツは狂犬病ではなかった 飼い主「言葉が出てきません」
東スポWEB / 2024年11月13日 11時0分
米環境保全省によって殺処分された人気リス「ピーナツ」は検査の結果、狂犬病にかかっていなかったことが明らかになった。米紙ニューヨーク・ポストが12日、報じた。
ピーナツは赤ちゃんの時にマーク・ロンゴさんに拾われ、7年間、育てられた。インスタグラムでさまざまな芸を披露し人気者となった。しかし、10月30日に環境保全省が「野生動物だ」としてピーナツとアライグマのフレッドを押収し、狂犬病の検査のために殺処分した。狂犬病検査では、脳のサンプルを採取する必要があるからだ。この〝事件〟に対して、地元議員が「ピーナツ法」を提出し、同省への爆破予告が相次ぎ、トランプ陣営が選挙戦に利用するなど、全米を揺るがした。
ニューヨーク州チェマング郡のクリストファー・モス郡長は「リスのピーナツとアライグマのフレッドは狂犬病にかかっていなかった。検査結果は陰性だった」と明らかにした。
また、新たな事実が明らかになった。これまでは同州環境保全省の職員がピーナツを押収する際にかまれたため、狂犬病の検査をしたという発表だった。しかし、州保健局は10月23日にチェマング郡に「野生動物は家畜のように閉じ込めておくことはできない。感染が疑われる場合は、狂犬病の検査が必要になる」と文書で伝えていた。つまり人をかむ、かまないに関係なく、初めからピーナツは殺処分される運命だったのだ。
これを知ったロンゴさんは「ショックを受けています。言葉が出てきません」と話した。
チェマング郡によると、環境保全省は10月22日、ロンゴさんが自宅で無許可で動物を飼育しているという苦情を4件受け、同郡に連絡を取り、この〝作戦〟を実行することにした。郡は州保健局に連絡を取り、同局は狂犬病検査の推奨を文書で伝えた。
モス郡長は「環境保全省が調査を完了し、多くの疑問に答えられるよう、住民の皆さんには必要な時間を与えていただきたい」と声明で述べた。
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