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【Challenge! 新人競輪選手紹介】平子結菜は小柄ながら自転車愛は誰よりも巨大

東スポWEB / 2024年11月13日 14時9分

平子結菜はレースでは「まだすごく緊張してしまう」とドキドキの中で1走ごとに成長している

125期、126期のルーキーを取り上げる「Challenge! 新人競輪選手紹介」。今回は身長150センチ弱と小柄ながら自転車愛は誰よりも巨大なガールズ・平子結菜(20=三重)をピックアップ。まだまだ緊張の表情も見せる二十歳に迫った。

子供のころから「趣味で自転車に乗っていた父」とともにサイクリングに出かけていたことが自転車との出合い。

その後、勧められて鈴鹿サーキットでのレースに参加し「当時は本当にサイクリングで遊びでやっていただけでした。それでレースでコテンパンにやられて『勝ちたいな』と思って練習するようになりました」。この時点で小学校5年生。ただ、当時は存在すら知らなかったガールズケリインへの道はすでにつながっていた。

「小学校6年生の時に四日市競輪場で(ガールズケイリンの)体験イベントがあるというのを学校のチラシで配られて、そこに参加してガールズケイリンを知りました」

ただ、中学ではロードの大会が多かったことから、そちらに専念。「中学3年生ではロードの全国ジュニアで優勝して、高校の時に強化指定選手みたいなものにも選んでもらって」と、着実に力をつけていった。

ガールズ選手を目指すにあたっては「師匠(舛井幹雄)に小学校6年生の時からサイクルクラブで見ていただいていた」縁も大きく、自転車の全てで師事していた中で高校3年生のインターハイ後に短距離の練習を始めると養成所には一発合格。「好きなことを仕事にできるって本当にすごいなと思ってます」とかみしめるように話す姿も印象的だ。

とにかく自転車に夢中で「練習もすごい楽しいんです。きついけど楽しい。できなかったことが日に日にできるようになるのも感じられるし、なにより自転車に乗るのが本当に好きで」。元プロレスラーの武藤敬司さんが掲げるプロレスLOVEにも劣らない自転車LOVEのようで、休日でも「サイクリングとかしてますし、乗っていないとそわそわしてしまいます(笑い)」。

趣味を問うと、悩みつつも料理を挙げた。練習に没頭し最近は「休みの日は動けなくて寝てることが多い」ため機会は減っているというが「得意料理はとん汁とか鶏ハムです。具材を切るのも好きだし楽ですよ」と下準備も苦にしないようだ。また「好きな食べ物も鶏で、揚げでも焼きもなんでも好きです」。無類の鶏好きなことも公言した。

周囲には恵まれた体格の選手もいるものの「空気抵抗ではちっちゃいことを生かせるし、ちっちゃいことを不利と思わず生かせることもあるので」とネガティブにとらえることはない。「強くなって師匠に恩返しを」。好きこそものの上手なれ――。恩返しの日は確実に訪れそうだ。

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