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生稲晃子「外務政務官」に大ブーイング “演じられる”強み生かせば大化けも

東スポWEB / 2024年11月14日 6時4分

13日に発表となった石破内閣の副大臣・政務官人事が物議をかもしている。外務政務官に元おニャン子クラブの生稲晃子参院議員が大抜擢されたのだ。米大統領選でトランプ氏再選の〝またトラ〟で予想がつかない日米関係に、収束の気配のないウクライナ問題など国際的課題が山積しているだけに、元おニャン子外務政務官の誕生にネットは「ふざけるな」「ウソでしょ!?」と悲鳴。大丈夫なのか。

この日に発表となった人事では生稲氏が外務政務官となっただけでなく、元SPEEDの今井絵理子参院議員が内閣府政務官に就任。派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて、裏金問題を抱える議員を起用しない方針にしたことで、経験や経歴とは必ずしも沿わない人事となったようだ。

この人事はSNSで評判が悪く、「税金の無駄遣い」「そりゃ円安も進むわ」「ファンだった人も絶対に怒るべき」「どうやってトランプと対峙するんだよ」と悲鳴にも似た批判が殺到している。
生稲氏はアイドルグループのおニャン子クラブのメンバーとして1986年に芸能界デビュー。女優業にも進出した。2011年に乳がんが判明。16年に働き方改革実現会議のメンバーとなり政治と接点ができ、22年7月の参院選に出馬して当選していた。

経歴から見ても厚生労働政務官なら分かるが、外務政務官とは意外だ。また、当選から1年と数か月とまだ経験も浅い。しかし、先の衆院選では多くの候補の応援で自身の選挙区でもある東京都を中心に各地に飛んでいくなど党内の評判はいい。

永田町関係者は「女優出身の政治家には扇千景さんのように優秀で評判の高かった人もいる。女優としてセリフを覚えることが多かったからか、いい意味で〝演じられる〟んですよ」と回想。扇千景さんは宝塚出身で女優から政治家に転身。国交相などを歴任し、参議院議長も務めた政治家だ。生稲氏も役所を代表しての振る舞いはお手の物かもしれない。

実業家のひろゆきこと西村博之氏はX(旧ツイッター)で「生稲晃子氏の外務政務官ですが、悪くない人事だと思います」としたうえで、「美人が笑顔で外国人と握手をして、仕事は外務官僚が滞り無く行う事が出来ます。神輿は軽い方が良い」と、トゲのある表現ながらも評価している。

すでに三原じゅん子氏がこども政策担当相として入閣しており、キャンディーズなどアイドル好きで知られる石破首相の〝趣味〟が垣間見える内閣のメンツとなっている。

生稲氏は批判をはね返す仕事ぶりを見せることができるのか。

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