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アリス・矢沢透 谷村新司さんとの約束実現できず「今でも悔しい」

東スポWEB / 2024年11月14日 12時14分

アリスの矢沢透

昨年10月8日に74歳で亡くなったフォークグループ、アリスのリーダーだった谷村新司さんについて、メンバーでドラムの矢沢透(75)が現在の心境を語った。

9月18日には東京・日本武道館、10月13日には谷村さんの出身地である大阪城ホールで「谷村新司追悼特別企画」として、堀内孝雄とともに「アリスコンサート 2024 ALICE FOREVER~アリガトウ~」を開催した。

「亡くなってからというものの、気持ちの中で、なかなか整理がつかなかった」と言う矢沢は「追悼コンサートが終わって1か月がたとうとしているが、何か気持ちの中で、ようやく区切りがついてきたというか…。亡くなったことが現実のものとして受け止められるようになった。以前は、思い出すこと、話すこと一つ一つに悲しみとか、感情が交ざってしまっていたのだけれど、追悼コンサートが終わったら、それが感情を混ぜずに話せるようになったってことが一番かもしれませんね。」と現在の気持ちを素直に語った。

追悼コンサートでは生前の谷村さんの映像をバックに「チャンピオン」など全21曲を演奏。大画面に映し出された生前の谷村さんの映像に、往年のファンは喜びだった。

「映像と生の演奏を合わせてのコンサートなんて初めてだったのですが、会場に来てくれた人は、やっぱり谷村の映像とともに青春とかがよみがえってきたのだと思いますね。みんな感動して『こっちの方がいいんじゃない』なんて冗談を言う人もいましたよ(笑い)」と言いながらも、やはり悔しさもにじませる。

「(22年11月に行われた活動50年記念のコンサートで)これから10年間、アリスのコンサートを続けようって約束し合った矢先だったからね。それが実現しないまま終わってしまったのは今でも悔しいよね。ただ、今の僕自身としては(堀内と)2人だけでもアリスだってことです」

矢沢は渋谷クロスFM「アリス矢沢透のなんでも応援団!」(毎月第1、第3木曜午後7時)でパーソナリティーを務めている。もともとは「矢沢透の飲食応援団!」としてスタートし、昨年4月に現在の番組名に変わった。

現在、東京・六本木で飲食店も経営していることもあって「当時はコロナで飲食が全滅状態でね。とにかく元気を出そうってスタートしたんですよ。それも、ようやく元気になってきたからね、今は…。とにかく何でも応援しようという番組になっています」とアピールした。

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