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【プレミア12】井端監督「代えるのは簡単」 〝不振の3番〟楽天・辰己涼介が12打席目で快音

東スポWEB / 2024年11月16日 21時9分

3回にタイムリー二塁打を放ち、ポーズを取る楽天・辰己涼介

野球の日本代表・侍ジャパンは16日に「プレミア12」オープニングラウンドの台湾戦(台北ドーム)に臨んだ。今大会まだ快音が聞かれなかった中軸に、待望の一本が生まれた。

1―0で迎えた3回二死三塁、3番・辰己涼介外野手(27=楽天)が左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち、貴重な追加点を叩き出した。オーストラリア戦、韓国戦とここまで無安打に終わっていた辰己。3試合目にして飛び出した快音に「打った感触は入ったかなと思いました。ホームランはスーパーラウンドに取っておきます」と辰己節をサク裂させつつ「とにかく点が取れてよかったです」と、手応え十分の一打に安堵感をにじませた。

今大会12打席目に響いた快音。首脳陣が寄せる信頼にようやく応えるタイムリーだった。前夜の韓国戦後、井端監督は「彼も初めてですし、ヒットは出てないですけど、明日も必ず使う。こういうのは絶対にあることなんで。ここで代えるのは簡単ですけど、彼本来の打撃というところとポテンシャルはまだまだあると思っている。明日(台湾戦)は打ってくれる思っています」と、不動の3番として継続起用を明言していた。

日の丸を背負い、中軸を担う重圧に屈しなかった辰己。大会連覇を目指すチームをさらに勢いづける価値ある一本だった。

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