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「石丸新党」のカギ握る国民・玉木雄一郎代表 複雑化する都民ファーストとの〝三角関係〟

東スポWEB / 2024年11月18日 6時9分

ともに注目されている石丸伸二氏(左)と玉木雄一郎氏

夏の東京都知事選で2位となった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏がブチ上げた石丸新党の動向に注目が集まっている。石丸氏は来年夏の都議選に向けて地域政党を立ち上げ、候補者を募るという。カギを握るのは年収の壁撤廃で注目される国民民主党の玉木雄一郎代表かもしれない。

石丸氏は12日に自身のユーチューブチャンネルで新党構想を発表。「舞台は東京。時は来年7月。東京都議会選挙に向けて地域政党を作ろうと思います」と明かした。詳細は12月中に発表するという。17日にもユーチューブで「できるだけいろんな人に挑戦してもらいたい。その過程において話題にしてもらいたい」「なので未経験者大歓迎。企業人、社会人経験が大事だと思う」と一端を明かした。

都知事選で〝時の人〟となって以来、石丸氏の次の一手についてさまざまな観測が流れてきたが、ついに具体化してきた。ネットを中心に根強い支持がある石丸氏だけに、都議会議員らは戦々恐々としている…かと思いきや、意外と静かだ。

都議会関係者は「石丸新党について表立ってコメントをしている都議は少ない。現状は政策も候補者も明らかになっていないし、話題にしたところで石丸氏のメリットになるだけという判断でしょう」と解説した。

新党構想以外に話題となっている発言があった。石丸氏はユーチューブ動画の中で国民民主党に言及。「とりあえず国民民主は都議選には出るなって、玉木さんに嫌がらせしながら要求しよ。ワインバーで説得しよ」と、冗談交じりに話していた。石丸氏と玉木氏はネット配信番組で共演するなど近しい関係にある。

「衆院選で国民民主党の最後の街頭演説に石丸氏がマイクを握っていました。国民民主党からすると、石丸氏に恩がある、借りがある状態になっています」(永田町関係者)

とはいえ、事は簡単ではない。玉木氏はテレビ番組に出演した際、都議選に候補者を出したい意向を示していた。また、一部で国民民主党と都民ファーストの会の間で選挙区調整が始まるという報道もあったが、この件は両党の関係者がそれぞれSNSで否定のコメントを出している。もっとも都ファは衆院選で国民民主党を支援しており、両党は良好な関係を築いている。

果たして玉木氏の判断はいかに。

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